相談内容:乳腺腫瘍の再発について。
飼い主からの相談
はじめて質問します。よろしくお願いします。
トイプードル9歳 5.4キロ
右下の下から2番目の乳首に3年位前からしこりがあり
3年かけて徐々に大きくなり昨日乳腺腫瘍摘出と避妊もセットで手術をしました。
【しこり自体の特徴は】
●下の皮膚には癒着せず皮膚の上で動くしこり
●最後のヒート後に今までよりも少し大きくなった
●最後のヒート後に乳首が腫れそこから自壊
●大きさは約3センチ程度
【手術の内容は】
●下は3つの乳首が繋がっているから3つ全て摘出が再発の可能性を防げると言われたが
傷をなるべく小さくしてあげたく腫瘍が出来た所のみを切除して頂きました。
●再発予防と子宮蓄膿症などの予防で卵巣と子宮を全摘出しました。
ここで質問なのですが、初めての手術で私がとても心配になってしまい、なるべく傷が小さい方を選択し繋がる乳腺は残したまま腫瘍のみを切除してもらいました。なので再発が心配になってきました。
【質問】
●今回切除した腫瘍が良性であって避妊もしたとしても乳腺を残した以上、再発する確率は高いですか?
●特に同じ繋がった乳腺に再発しやすいのでしょうか?
●もしまた再発した場合、腫瘍のサイズが小さい時に手術した方が良いでしょうか?
よろしくお願いします。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

第二乳腺に乳腺腫瘍ができた場合には当院でも第一から第三の摘出を勧めます。理由としては同じ栄養血管とリンパ管が分布しており、この部位は腋下リンパを経由して胸腔内に転移しやすいからです。
しかし、病理検査結果として良性だったのですよね。良性という事は細胞の「幼若化が進んでいない」「血管やリンパ管に浸潤していない」「摘出した辺縁に腫瘍細胞が分布していない」つまり病巣から腫瘍細胞が浸出していないという事ですから、結果的に心配はいらないでしょう。
ただし再発とは別に新たに残された乳腺から腫瘍が発生する事はございます。9歳になってからの避妊では乳腺腫瘍の発生を防ぐことはできません。乳腺細胞の分裂増殖をある程度抑えることが出来ますが十分ではございません。新たに腫瘍が発生した場合には小さいうちにすぐ摘出する・細胞診を行う・念のために一列全摘術を行うなど、色々な選択肢がございます。基本的には診察した獣医師が診察と経験から道筋を立てることです。最終的には飼い主の意向を踏まえて決めていきます。
お大事にしてください。
岩田 賢一先生(いわた動物クリニック)からの回答

はじめまして。乳腺腫瘍は女性ホルモンの関係でなりますが犬の場合はほとんどが良性腫瘍です。
部分切除に比べ乳腺全摘のほうが再発のリスクは減りますが卵巣,子宮全摘出手術もうけてますので再発しにくい
(9歳と年齢も考えると)と思います。
もし、乳腺に再発した場合は再発した理由を調べたほうが(バイオプシー等などの検査)よいかもしれません。
検査結果によって手術の判断を主治医と相談できればと思います。
相談内容:子犬3回目のワクチンで。
飼い主からの相談
お世話になります。御相談させてください。
もうすぐ生後4カ月になる体重1.5キロのトイプードルです。ワクチン注射を1回目はペットショップの方で、二回目は購入後そのペットショップで打ちました。6種混合でした。3回目を病院にてうちましたが、7種ユリ―カ7というワクチンでした。帰宅後寝ている犬を見たら、後ろ足が小刻みに動いていました。夢を見ているのかと思っていましたが、その後立ちあがると右足を地面につけず、痛がり鳴きました。身体中痛がり立つことも辛くふらふらになりました。急いで獣医に電話すると、それはアナフラキシ―ショックを起こしているので、そのままにしていてください。通常明日には元気になります。と言われました。
ネットでアナフラキシ―を調べてみると、すぐに獣医へ、と書かれており死の危険性もあると書かれていたので、再び獣医に電話しましたが、ほっておいて大丈夫とのこと。不安の一夜を過ごしました。
確かに翌朝元気になっていましたが。
そこで質問なのですが、ワクチン接種でこのような症状が出た犬は今後のワクチンはどうしたらいいのでしょうか、狂犬病のワクチンもこれからです。あのような苦しみ方をして、次には死んでしまうのではと不安です。ほっておいていいと言われたことへの不信感もあります。
他の動物病院もどこがいいのかわかりません。
どうしたらよいのか教えてください。
なお今はとても元気です。
よろしくお願いします。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

ワクチンの副反応が出たのかもしれませんが、拝見していないので何とも言えません。
ただし、アナフィラキシーショックですと早急にエピネフリンの注射やステロイドの注射を実施しませんと心停止や呼吸停止を起こします。アナフィラキシーショックでは起立不能・心拍数の低下・舌や粘膜が青白くなる意識混濁・・・等かなり特徴的な症状が出ますので、そこまで深刻な状態ではなかったものと思われます。
ただ、副反応が出た場合には本来は念のために診察を受けた方が良いでしょう。
相談内容:このままで良いのか心配
飼い主からの相談
はじめまして。アドバイスよろしくお願いします。
トイプードル4才オスです。去勢済みです。
8月26日の夜から体勢を変えた時、日に数回、キャンキャン痛そうに
泣きます。それ以外はいつもと変わりなく、便、食欲も変わりありません。腰が痛いのかと思い、病院に行き受診したところ、腰ではなさそうで、神経ではないとの事でした。エコー検査もしましたが特に所見はなさそうでしたがお腹(直腸?)の奥のほうを押すとキャンと痛そうに泣きます。先生は肛門の方から手を入れて診ても良いんだけど…との事でした。よく判らないまま痛み止めを3日もらい飲み終わっても痛いようでしたら、検査しましょうとの事で、今のところ前のように体勢を変えた時鳴く事はありませんが心配です。またお腹を押せば鳴くかもしれません(先生も痛い場所をやっと見つけた感じで私ではわからなそうで触ってはいません)元気で跳び回ったりしています。ただ少し前から前足を床に付けお尻を上げ横から見るとハンヒールのようなかっこをしてました。痛そうではありませんでした。
このまま様子を見ていてよろしいでしょうか?心配です。よろしく
お願いします。
宮澤 裕先生(アイビーペットクリニック)からの回答

イソベッペさん、ほたるちゃん、こんにちは。
わんちゃんの「痛み」は難しいですよね。
本人が話せないからこそ、ご家族が感じる違和感が非常に重要です。
まず、「体勢を変えたときに痛い」というのは、骨格や筋肉の損傷の場合が多いと思います。
腰が痛い≒椎間板疾患は神経のトラブルであり、骨格のトラブルでもありますが、これも体勢を変えたときに痛みが出ることがあります。
仮に、椎間板疾患だった場合は、お腹は痛くありません。
また、椎間板疾患の確定診断にはMRIやCTが必要となり、レントゲンでは不十分です。
お尻をあげて前足を伸ばす姿勢は『祈りのポーズ』とも呼ばれ、前腹部が痛いサインです。
代表的なのは膵炎のような内臓の痛みを伴う疾患です。
膵炎の診断は、特殊な血液検査やエコー検査が必要です。
特に膵炎のエコー検査は、エコーに熟練した獣医師であることが必要です。
さて、簡単にご説明させていただきましたが、2つのパターンの痛みがあるようです。
これが、『お腹が痛いために、キャンキャン鳴きながら体勢を変えている』のであれば、話はすっきりするのですが…。
いずれにしても、今のお薬で改善がないようであれば、ご自宅での様子をホームドクターさんに詳しく伝えて、原因追求していくのがよいのではないでしょうか。
ちなみに、「まず痛み止めを試してみましょう」という場合によく処方されるお薬は、非ステロイド系消炎鎮痛剤というグループのお薬がメインです。
これらは、膵炎を悪化させる可能性があるため要注意です。
限られた情報からの推測のため、あいまいなコメントとなってしまい、疑問が解決していないかもしれません。
ほたるちゃんが痛みから解放されることを祈っています。
お大事になさってください。
アイビーペットクリニック
宮澤 裕
相談内容:生理痛
飼い主からの相談
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思い、質問させていただきました。トイプードル5歳で4.5kgのメスです。
今まで特に病気や怪我もなく元気に過ごしてきましたが、生理のときだけはとてもつらいようです。食欲や散歩の様子は生理前と変わりませんが、家の中にいるときは、ずっと「クーン、クーン」と泣くような声を出しながらお腹(下腹部)を舐めています。夜寝るときは泣いてはいませんが時々舐めているようです。毎回生理が終わるとそのような行動もなくなります。今回は生理が始まって2週間以上たちましたが、まだ痛いようです。
これは何かの病気を疑ったほうがいいのでしょうか? もし病気でない場合、何か痛みを和らげる方法はないのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
橋本 祥男先生(シンシア・ペットクリニック)からの回答

犬に生理痛があるとは思えません。
人間の女性の生理とは出血の理由が全く違うからです。
胃炎などのリスクを考えると、
鎮痛剤などを用いるべきではないと思います。
人のように理性的に物事を考える事はできませんから、
生理(発情)中はオスを身体が求めてしまいますから、
それを得られないことに対する反応を、
痛みと勘違いされているのではないでしょうか?
現在の状況が、生殖器の病気か否かは判断できませんが、
発情のたびに同じような事が起きるのでしたら、
避妊手術を検討してあげたらいかがでしょうか?
多くの飼い主さんが避妊手術を行っているのは、
単に繁殖を避けるとか、出血で家が汚れるからとかだけでなく、
満たされない欲求によるストレスなど、
実際の動物にとっての不都合を取り除く事も、
目的のひとつになっているのです。
ペット保険について

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