相談内容:先天性横隔膜ヘルニアについて。
飼い主からの相談
こんにちは。今回はいちご(トイプードル♀1歳5カ月)について質問いたしました。長文になりますが宜しくお願いします。
すべて話すとあまりに長文になるため、要点だけをまとめて書きます。
・先日(12/4)いちごに避妊手術を受けさせることにしました。
・2,3日後縫合箇所が腫れているのかぽっこり出ているのを発見。
・1週間後抜糸の際見ていただくと「合併症なので、即入院、即手術、
術後もしばらく入院」と頭ごなしに言われた為、不信感を持ち
セカンドオピニオンを受ける
・次の病院では手術ミスの可能性が高いので話し合うように言われる
・施術して頂いた病院の院長先生とお話をして(避妊手術は別の先生が
しました)どういう可能性があるかなど納得できる回答が得られたの
で再手術をお願いする。
開腹した結果わかったことは、
・腹膜が他の犬より薄いこと(胸部の部分は腹膜が欠損している)
・先天性の横隔膜ヘルニアがある(欠損部分が大きい)
院長先生がおっしゃるには、横隔膜にヘルニアがあることで腹膜も薄くなり今回腹部が剥離したのではないかと言われました。
手術の際に横隔膜ヘルニアが見つかったのものの、欠損部分が大きく今回その予定ではなかったので用意がないと言われてそのまま閉じましたが、横隔膜にヘルニアがあるので、他の犬に比べ肺活量がないため、麻酔は普通の犬よりも危険が大きいし、腹膜の一部欠損や、パテラなど先天的異常が多いため、手術するなら心臓の検査をして奇形や異常がないかなど検査してから手術したほうがよいともいわれました。
現在は退院して自宅療養中ですが、またお腹がやぶれてしまったらどうしようと、少し動いただけでも気が気じゃなく、ケージにいれっぱなしで、腫れものに触るような状態です。
インターネットで調べてみると横隔膜ヘルニアの手術はかなりハイリスクとあります。このまま何か症状が出るまで経過を見ていてもいいのか、それとも体力がつき次第早期に手術するべきなのか深刻に悩んでいます。
また剥離してしまう可能性は高いのか、今後どのような方向でいくべきなのか専門家の方のご意見を聞きたく質問させていただきました。
ちなみに、今まで横隔膜ヘルニアで出るであろう症状は全く出ていませんでした。食が細い以外は元気もあり、散歩も大好きです。
どうかご意見お聞かせ下さい。
宜しくお願いします。
遠藤 薫先生(遠藤犬猫病院)からの回答

こんにちは。
先天性の横隔膜ヘルニアだとすると、避妊手術やその後の再手術そのものにかなりのリスクがあったと考えられます。お腹を開いた瞬間、自発呼吸(自分で呼吸すること)ができなくなり、人工呼吸が必要となります。避妊手術中に横隔膜ヘルニアに気付いたならば、手術中に緊急でお電話差しあげ、その対処について私なら相談します。
また、術前のレントゲン検査をしているならば、当然気付きます。
横隔膜ヘルニアがあることで腹膜が薄い、とのことですが、閉腹(お腹を閉じる)する場合には、腹膜の縫合は今の手術法ではおこないません。お腹の筋肉の筋膜を縫合することで強度が保たれます。腹膜にはお腹の圧を抑えるだけの強度はありません。
おそらく腹膜ではなく筋膜ではないでしょうか?
いずれにしても、現在手術部も問題なく元気にしているのであれば、呼吸困難に気を付けて、定期的に診察を受けられることをお勧めします。外傷性の横隔膜ヘルニアと比べて先天性の横隔膜ヘルニアの手術治療よほどの事がない限りおこないません。症状がなければ手術治療は行わない方がよろしいと思います。
相談内容:横隔膜ヘルニア
飼い主からの相談
はじめまして。
以前から気になっていた事なので、質問させていただきます。
シーズー一歳三ヶ月のメスです。
買う時に、先天性の横隔膜ヘルニアだと言われましたが、
特に手術しなければいけないわけでもないし、普通の生活で大丈夫だと
言われました。
動物病院が決まり、医師に横隔膜ヘルニアがあることを説明しました。
そして、触診してもらったのですが、特には問題がないとの事でした。
しかし、トリミングに初めて連れて行った時に、トリマーの人に
『はさみを嫌がり、チアノーゼを起こした』と言われました。
医師にも『興奮するとチアノーゼを起こしやすい』
と言われました。
チアノーゼを起こしやすいのは、横隔膜ヘルニアが原因でしょうか??
これからの健康を考えると、手術をした方が良いでしょうか??
玉井 康教先生(桜山動物病院)からの回答

今回の場合、もちろん横隔膜ヘルニアのせいでチアノーゼを起こした可能性はあると思います。
しかし、横隔膜ヘルニア自体先天性の場合には、手術自体が危険になります。もともと肺自体が、ヘルニアで慣れていてそれを整復して肺を膨らますと再拡張性の肺水腫のコントロールが大変です。
したがって、基本的な生活であれば手術をしなくても良いと思います。
する場合でも高度な施設や技術とがある病院で危険性も承知のうえでする必要があると思います。
相談内容:息が荒く食欲もありません。
飼い主からの相談
初めまして、病院に連れて行く前に、アドバイスをいただけたらと思い質問させていただきました。
、一月ほど前に腰の部分に傷ができ、そちらはほぼ治ったと思うのですが、
ここ二・三日前から呼吸が困難のようで体全体で息をしています。
また、以前までは抱っこされるのがすきだったのが嫌がります。
食事も昨日1/1の朝以来口を付けてもくれません。
どのような、原因が考えられますでしょうか?
飯田 恒義先生(いいだ動物病院)からの回答

「体全体で息をしています」と程度の呼吸困難でしたら、早急に受診すべきです。
呼吸器あるいは循環器系に問題があるのではないかと思います。肺炎、膿胸、心筋症、横隔膜ヘルニアなど、多くの病気が疑われますが、この内容だけで病気を診断するのは困難です。
抱き上げると、腹部が圧迫され嫌がるのだと思います、楽な姿勢をさせ、病院へ行ってください。
相談内容:呼吸困難
飼い主からの相談
始めまして。アドバイスを頂きたくて質問しています。
シーズー3歳なんですが、今年の7月に交通事故に合ってしまい
大隔膜ヘルニアと診断されました。その時に手術をしていれば良かったのですが、「様子を見ます」との事で手術せずに連れて帰って来ました。
その後は、然程事故の前と変わらず走ったりしていたので、特に心配は
していなかったのですが、ココ3日ほど呼吸が荒く・・・これは「大隔膜ヘルニア」のせいかな?などと思っていましたが、横になって寝ることもできないほどで、横になっては起きての繰り返しです。
又、起こしたりしたら「きゅ~ぅ」と泣く感じで・・・
今はほとんどを、座ったまま寝ています。
コレハ、事故の後遺症なのでしょうか?それとも、一時的なものでしょうか?又、早く手術をしたいと「癒着する」とも言われたのですが・・・
今から、手術は難しいのでしょうか???
今より少しは、楽にさせてあげたいのですが・・・・
回答のほうをお願い致します。
伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

診ていないので適切かどうか分かりませんが、横隔膜ヘルニアを放置してあったので、原因として一番に考えるべきでしょう。
初診時よりリスクは高くなりますが、原因がここにあるのでしたら、手術を受けたほうがいいと思います。
ただし危険性が高いということも書き添えておきます。
相談内容:アドバイスをお願い致します。
飼い主からの相談
はじめまして。アドバイスをいただきたく質問させていただきます。
ラブラドールレトリーバー・5歳・オスです。
先月末に咳き込み、咳の後に胃液をもどすという症状が出ました。
すぐ動物病院へ連れて行き、レントゲン・エコー検査・バリウム検査を
受けたところ、「拡張型心筋症」「心横隔膜ヘルニア」と診断されました。
「心横隔膜ヘルニア」は生まれつきのものらしく、手術はかなりのリスクを
伴い、成功率は20%と獣医さんに言われました。
手術の成功率が低いため、手術は躊躇しております。
現在は、症状も落ち着き、薬(器官を広げる・咳を抑える)を飲ませています。食欲はあり、朝・晩の散歩も喜んで行き、おしっこもうんこも
きちんと出ます。
今後、手術を受けさせない場合、どのようなことに注意して
生活をしていけばいのか、アドバイスをいただければ幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
森 典夫先生(森動物病院)からの回答

困った病気になりましたね。
ところで、20%というような、データーを持った獣医さんがいるのであれば、その獣医さんの今後のケアーをよく効いてください。 森。
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