【犬の病気】髄膜脳炎が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

髄膜脳炎が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:パグ脳炎について

飼い主からの相談

相談者:奈良県 chiesaさん
2007、6月21日に痙攣のようなものがありました。かかりつけの病院に行き血液検査をうけたところ、原因追及のためにCTを進められました。痙攣の時間が長くなる場合は近くの病院に変わった方が良いといわれました。
翌日は元気を取り戻し普段と変わらない状態になりましたので少し安心していましたが、夜に再び痙攣のようなものがおこり、長く続きましたので、すぐに近くの病院に変わりました。
その病院での診断は壊死性髄膜脳炎の疑いがあると診断がありました。
現在、ステロイドの点滴を行っています。1回目(6月25日)は元気回復でほっとしてたのですが、2回目(6月26日)になったらチック症のような症状が一晩続いています。
翌朝は両方の目が見えていないように思えます。右旋回運動をし、左前足、左後ろ足に硬直があったり、踏ん張りのきかない状態なのでよろよろしています。
パグ脳炎でもたくさんの症状があるようにおもえるのですが、一般的にどのような状態になっていくのか、経過がわかりにくいです。余命など分かるものなのでしょうっか?今後の費用などはどの程度必要なのか(用意できるだけしたいのですが。)獣医の先生は高額費用です。とおっしゃっていました。獣医の先生に失礼のないようにしたいので、有る程度の知識がほしいと思っています。1日も長くブー君が快適な生活のできるように考えたいと思っています。ケアの仕方など参考になるようなことなんでも教えて頂けたら幸いに思います。よろしくお願いします

米地 謙介先生(アサヒペットクリニック本院)からの回答

chiesaさん、こんにちは。
 壊死性髄膜脳炎は若いわんちゃんで時折発生する脳の病気です。パグでの発生が多いため「パグ脳炎」と呼ばれています。通常この診断にはMRIもしくはCT、そして脳脊髄液検査と呼ばれる特殊検査が必要になります。診断のためには専門施設を紹介してもらう必要があるでしょう。検査には恐らく6-8万円必要だと思います。
 診断の結果本当に壊死性髄膜脳炎であった場合には、内科療法を受けることになります。手術で治る病気ではないからです。内科療法ですのでそれほどの治療費はかからないと思います。直接病院に聞いても失礼ではありませんよ。
 余命については担当の先生に直接聞いて下さい。教科書に載っていることですから御存じのはずです。恐らくchiesa さんに話す機会を窺っているのだと思います。
 今後のケアは大変だと思いますが頑張って下さい。

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相談内容:避妊手術について悩んでいます。

飼い主からの相談

相談者:神奈川県 のこるさん
はじめましてこんにちは。
初めて質問させていただきます。
私は今、二つの選択肢で悩んでいます。
避妊手術を「する」か「しない」かです。
どうかアドバイスをお願い致します。
ボーダーコリーの伊吹2才の子なのですが、生後3ヶ月のときに「ジステンパー」にかかりました。
完治はしたのですが後遺症としてチックとエナメル形成不全が残っています。
その後生後11ヶ月で初回発情を迎えました。
そして1才初めの頃に「膵外分泌不全」を発症しました。
今は消化酵素をずっと与えています。
1才半の頃に原因不明の発熱をし麻布大学にて検査した結果「脊髄炎」にかかりました。
その治療のため約1年間ステロイドと抗生剤を飲み続けました。
薬のためかどうかは不明ですが、その治療の間一度も生理はきませんでした。
2才半のときにやっとステロイドが終り薬が無くなってその後2週間ほどで2回目の生理がきました。
しかしその生理中に原因不明の体調不良になりました。(始まって2週目過ぎくらいからです)
発熱、嘔吐、下痢などは一切無いのですが、食欲減退、元気なしで立つこともままならないようになりました。
1日のほとんどを寝て過ごし、歩いてもフラフラし出来るはずのトイレも家中にお漏らししてしまい、何より大好きだったご飯をほとんど食べなくなりました。   
ずっとこなかった生理がきたからか、ステロイドを止めたためかは分かりませんが、しばらく補液のみで様子を見て、その後血液検査をしましたが特に問題はありませんでした。
レントゲンを撮るか、ステロイドを与えるかどうか悩み様子をみていたところ、
生理が始まって4週目くらいにだんだん良くなってきて正常にもどりました。
具合が悪かったのは2週間くらいです。補液以外の投薬はしていません。
(出血自体は4週弱ありました)
 
結果的にその体調不良が生理からきたものなのかどうかは分からないのですが、避妊をしたいとおもいました。
しかし伊吹には現在チックがありその症状が麻酔をすることでひどくなる可能性がある。と先生に言われました。
現在のチックは起きているときは右前足から肩の辺りがカックンカックンするくらいなのですが、
眠りに入るころに発作のように両手足をバタバタさせて壁などガンガン蹴ります。
(伊吹が下で寝ていて2階まで聞こえて来るぐらいの激しいチックです。)
深い眠りに入るとおさまるのですがとても可哀想で見ていられません。
今の状況でもしこれ以上チックがひどくなったら。。。と思うのですが、
次の生理が来てまた同じように具合が悪くなったら。。と今両方が不安で仕方ありません。
決めるのは飼い主さんです。と言われているのですがなかなか選択できません。
今の段階では素人の私には決断することが出来ません。。。
チックが酷くなるかも知れないけれども子宮の病気の予防に避妊をする。
生理で体調を崩すかもしれないけれどもこのまま一生避妊はしない。
どちらのほうがいいのでしょうか?
また、麻酔でチックがひどくなったり、生理で体調を崩したりする子は多いんでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。
長文で申し訳ありません。

石本 浩先生(中央動物綜合病院)からの回答

生理中の症状が生理後に改善すのであれば整理中のホルモン動態に異常があると考えられます。
長期ステロイドを服用した事、生理が4週間近く続いた事を考えれば副腎ホルモンと性ホルモンを生理間、生理中で測定する必要があります。
その結果によってはホルモンの補充療法が有効な場合があります
おそらくチック症状は「髄膜脳炎」の後遺症が疑われ大きな改善は望めないと思われます。
チック症状は最小限に出来るだけ抑えるための投薬は今後も必要でしょう。

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相談内容:大学病院から治療方法等の連絡はされますか?

飼い主からの相談

相談者:北海道 kinako007さん
半年位前から家の中で突然転んだり、上手に出来ていたトイレに失敗するようになり、近所の病院2件でレントゲン・血液の検査を受けたところ、てんかんではないかと言われました。大学病院を紹介されてMRIを受けましたところ、肉芽腫性髄膜脳炎の可能性が高いと言うことでした。
ここ2週間程で病状が進み、食欲もなく、失禁を伴うひきつけの回数も1日3~4回です。大学病院から近所の病院に戻って治療を続けるように言われていますが、その大学病院でも過去に10件程しか前例がないと言うことで、近所の先生も治療の経験があるかどうかは分かりません。大学側から近所の病院の先生への治療や投薬の連絡はされるモノなのでしょうか?何かの事態にすぐに駆け込める近所の病院は安心なのですが。

今本 成樹先生(新庄動物病院)からの回答

今本です。
大学病院にいた時には、全ての紹介症例に対して連絡をしていました。また、珍しい症例では、治療経験がないこともあります。獣医師と言うのは専門を強く打ち出せないので、どのような病気に対しても対処できないといけません。その中で、初めてだけど頑張って治療をしてみる。。。ということもあります。知識のある先生と連絡をとり、治療を行うこともあります。
その中で、大学病院では、治療経過を診断した医師が直接電話やファックスなどで、紹介獣医師に返事をかえします。そして、何かあれば、獣医師は、大学の先生の意見を仰ぐことも珍しくはありません。
てんかん発作という面があるので、やはりその発作が止まるものなら止めてあげることが理想です。原因に対してなんとかしていく事が、最優先課題では?と思います。
おだいじに・・・。

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相談内容:パグ脳炎とはどんな病気なのでしょうか。

飼い主からの相談

相談者:東京都 Leonardoさん
去年の8月31日に初めて癲癇のような発作を起こしました。
朝突然泡をふきながら足をつっぱるようにして倒れ、5分もしないうちに立ち上がりました。その後急に元気がなくなり、寝ていることが多くなり段差を怖がって避けるようになりました。
病院では癲癇の発作かもしれないから様子を見るように言われました。
しかし、9月の半ばになって同じ場所をくるくる回りだしけいれんが止まらなくなったため、再度違う病院に連れて行ったところ、パグ脳炎かもしれないと言われ投薬治療で発作と炎症を抑えるように言われました。
薬をはじめてだいぶよくなったので薬をやめ、様子を見ていたのですが、2週間に1回くらい発作をおこし、さらに11月に入ってまたひどい発作を起こし何日も続いたためまた投薬を始めました。
ところが薬の副作用が出て血便を繰り返し、さらに12月初めにはまた発作と徘徊、異常な行動(声も)がひどくなり、ついには食事も食べなくなりました。
病院の先生にもうだめかもしれない、と言われ入院させましたが、
3日後にえさを食べだんだん回復し、12月の半ばにはもとのように元気になりました。その後薬はやめて様子を見ていますが、4月になった今まで特に問題なく元気にしています。後遺症もなく、初めて発作を起こす以前よりもしっかりしています。
実際にMRIで調べたわけではないので、パグ脳炎なのか、他の病気なのかはっきりわからないのですが、また発作が起こるのではないかととても心配しています。
パグ脳炎とはどのような病気なのでしょうか。
治らない病気だと言われましたが発症したら死んでしまうのでしょうか。
よろしくお願いします。

飯田 恒義先生(いいだ動物病院)からの回答

教科書的な記載として
 パグ脳(髄膜脳)炎は肉芽腫性髄膜脳炎として、大脳と髄膜を犯します。成犬に多く見られ、非常に短期間で進行する急性型と徐々に進行する慢性型があります。
 原因は新生時期に感染したウイルスの活性化や遺伝的要因などが推察されています。
 診断は脳脊髄液の検査にて行います。
 現在のところ、有効な治療法はないですが、症状の改善、発作の減少等は可能です。
 急性では数日で死亡することもありますが、数ヶ月以上生存することもあります。
 
 ご心配のことと存じすが、診断を確りつけるべきと思います。
MRI検査と脳脊髄液検査を両方行うべきですが、MRIは機器がないとできませんが、慣れている先生なら、脳脊髄液採取は比較的容易にできるでしょう。どちらも全身麻酔が必要です。
 
 主治医の先生とよくご相談ください。

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相談内容:異常行動

飼い主からの相談

相談者:神奈川県 Evemamaさん
7日に痙攣を起こし8日に診察を受け気圧に影響をうけたのではと診断され注射をして体温を測り熱はなくその時便がついてきて潜血反応があるのでお薬をもらい帰宅、次の日は良くなってきたが9日から元気がなく食欲はあるので様子を見ていましたが、震えとあまりに元気がないので10日にもう一度診察を受けレントゲン・血液検査・尿検査を受けストルバイトがわかり治療食と薬をいただいて帰宅しました。その後少し回復してきたかのようにみえましたが熱が出てきて又元気がねくなり震えもおさまらず17日にまた診察に行きましたが
先生もなかなか診断がつかないようすでした。21日よりテ-ブルの周りをクルクルまわり少しすると治まりストレス解消で動いているのかと思っていましたが、日に日にまわる範囲が大きくなり時間も長くなってきたので獣医さんに相談したところまた痙攣が起こる前兆の可能性があるので発作を抑える薬をいただき今のませていますが異常行動が中々治まりません。痙攣を起こしてから今まで悪い膝がよけいに悪化したようでふらふらし腰が抜けたようになったりします。
歩き回るのを見ていてもとてもつらいですアドバイスお願いします。

平片 修先生(アイラ動物病院)からの回答

 診断名は何でしょうか?「てんかん」なのですか?
 それによって薬の内容も変わります。
 診断名・投薬している薬の内容がわからないとコメントも難しいです。
>気圧に影響をうけたのではと
 たしかに頭蓋内疾患もしくは特発性てんかんの動物で「気圧の変化」により症状が現れる子もいますが、すべてではありません。
 クルクルまわるのも発作の前兆なのかもしれませんが、それ自体が「症状」の可能性もあります。
(というより現在はこちらのほうが主症状ではないのですか?)
>今まで悪い膝がよけいに悪化したようでふらふらし腰が抜けたようになったりします。
 これも膝が原因なのか、中枢神経障害からくるものなのかも現在の所は判断がついてない様子です。
 まだ2歳との事なので、必要に応じMRI・CTなどの画像診断や脳脊髄液の検査等をして診断を下した上で治療を行う方がよろしいかと思います。
 頭蓋骨頂点の泉門が開放している子であれば、超音波にて脳室の状態を確認する事ができます。(水頭症の判断のため)
 まず再度動物病院にいき、しっかり神経学的検査をしていただいた上で担当の獣医師とよく話しあってください。
追加
 ある程度見通しがついて、よかったですね。
 若年・泉門開放・旋回運動・痙攣発作となると疑わしいのは
 「水頭症」ですから…。(もちろん他の病気もありますが)
 水頭症がほぼ確定となると、今飲んでいる物の他に「脳圧降下剤」としての薬が増えるかもしれません。
 長い付き合いになるので頑張ってください。
 なお頭部を強打するのは厳禁ですので気をつけてください。
 では。
 
 

伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

書いてあるのをすべてつなぎ合わせてゆくと、何の病気だか分からなくなります。
おおよそ、痙攣と異常行動以外については、まずちゃんとした検査を求めるべきです。
さて、神経障害のほうは、神経学的検査を系統立てて行うことです。2歳という年齢からは考えにくいのですが、先日も若齢性の脳腫瘍が出たばかりなので、一応最終的にCTまで検査すべきでしょう。
その前に神経障害や痙攣の出る脳以外の障害(たとえば門脈シャントや、腎不全、栄養障害など)も、合わせて調べてゆくべきです。

花形 みまこ先生(昭和動物病院)からの回答

痙攣、くるくるまわる、進行性などから、てんかん・髄膜脳炎・内耳の疾患などが疑えます。
いずれにしても、その異常な状態を抑えるような処置が早急に必要になります。
痙攣のどの程度の状態か。眼振があるか、手足は、強直性にのびるか。吐く?失禁があるか?などもよくみてください。
脳内の状態は、CT・MRIにより診断可能ですので、はやく診断治療を始めて下さい。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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