子猫が噛むのはどんなときなの?

子猫のときだって噛まれたら痛いのに、成猫になって噛み癖がついてしまったら大変。大ケガをしてしまう可能性があり、コミュニケーションを取るのも難しくなるでしょう。子猫が噛むのは本能のようなものですが、だからといって甘やかさず、人間を噛むのはよくないことだとしっかり教える必要があります。
子猫が噛むときは理由があります。子猫の気持ちを見極めて、しっかり対処しましょう。
眠い、けど寝たくない! 寝ぐずりで噛む

人間の赤ちゃん同様、猫も小さいうちは寝るのが下手です。眠くて体が熱くなってきたのが不快だったり、まだ遊び足りないのに眠くなってきたりで噛むことがあるようです。子猫の体は普段より熱くなっていて、たしなめてもしつこく噛んでくるようなら寝ぐずりの可能性が高いでしょう。このときは叱っても子猫の頭に入りません。
子猫が寝ぐずりを始めたら、柔らかくて感触のいい毛布やぬいぐるみなどを与えてください。寝場所の好みは猫それぞれで異なりますが、子猫の性格に合わせて安心できるスペースを用意してあげましょう。
歯の生え変わりで歯ぐきがむずむず

歯がかゆくて噛んでいるときは、むやみに叱らず子猫に噛んでもいいおもちゃを与えましょう。生えたばかりの歯や口のなかを傷つけないよう、柔らかい素材のおもちゃを選んでください。
生後7カ月を過ぎて、歯の生え変わりが完了すると自然に噛む行為は少なくなります。しかし、歯がかゆいときに飼い主を噛むのを許していると、成猫になってから噛み癖で悩まされることになるかもしれません。
遊びに夢中! つい興奮して噛んじゃった

あまり長時間遊んでいると興奮しすぎて噛んでしまうので、ある程度のところで切り上げましょう。猫は移り気なうえに疲れやすいので、子猫であっても10分程度も遊べば満足します。
子猫のうちから一人遊びできる環境を整えるのも大切。電動で動くおもちゃやぶらさげるおもちゃなどを使い、噛む対象が人間に限定されないように工夫しましょう。
ストレスMAX! 解消に噛む

多頭飼いなら猫同士のルールがストレスになったり、遊び相手がいないことでストレスを感じたり。子猫だってストレスが溜まります。
ストレスが溜まれば解消のために子猫は暴れますが、そのとき飼い主が近くにいれば噛まれることもあるでしょう。猫の攻撃は引っかく、パンチ、キックと多彩ですが、体をうまく使えない子猫は噛みつくことがメインになります。

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じゃれてるつもり! 力加減がわからない

しかし、早くに母猫やきょうだい猫を離れてしまうと、子猫はどれくらい噛んでもいいのか学ぶことができません。子猫はじゃれて遊んでいるつもりでも、飼い主にしてみればとても痛いですね。
この場合、世の中には噛んでいいもの・だめなものがあるということを、母猫やきょうだい猫に代わって飼い主が教えなくてはなりません。
子猫に噛まれたらどうするべき?

反射的に噛まれた手を引っ込めてしまいそうになりますが、ぐっと耐えて猫の口の奥に入れるようにすると、ケガをしにくく、猫は苦しくて自然に口を離してくれます。
子猫のしっぽや手足などを口に持っていって、噛ませてみるのもいいでしょう。無理やりになりますが、「噛むと痛い」と自分で学習させます。
罰を与えるのは厳禁です。噛んだことと罰を与えられたことの関連を子猫が理解するのは難しく、子猫が仕返しをして繰り返しになったり、嫌なことをした飼い主を嫌いになってしまう可能性があります。
噛むのは猫の本能なので、完全に噛むのをやめさせるのは難しいもの。猫が噛んでもいいおもちゃを用意しておくのも重要です。猫が噛んだらまず叱り、落ち着いたら噛んでもいいおもちゃを渡しましょう。

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まとめ

猫が噛むのは本能に組み込まれた行為です。子猫のころから人間は噛んではいけないことをしっかり教えてください。「何もかも噛んではダメ!」と叱るのではなく、噛んでいいおもちゃを用意してあげるのも重要ですよ。

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