捕まえなければいけない状況を考える

病院に連れて行くときや、爪切りなどのお手入れをするとき、シャンプーをするためにお風呂場に連れて行くとき……、猫を捕まえなければいけない場面はたくさんありますよね。

人懐っこい猫や抱っこが好きな猫は捕まえるのも容易ですが、嫌がる猫を無理やり捕まえるのはなかなか骨が折れるもの。猫が暴れて、飼い主さんがケガをしてしまうこともあります。

嫌がる猫は無理やり捕まえるのではなく、猫の習性を利用し、機嫌を取りながら捕まえるようにしてみましょう。

ポイント1 遊んでいるときに捕まえる

猫は捕まえられる気配を察知すると隠れてしまうことがよくあります。この場合、まず猫を隠れたところから出さなければいけませんが、警戒し出て来ないことがほとんどです。

この状況になったときは、おもちゃで誘導して出てきたところを捕まえるのがおすすめです。
猫の気をおもちゃに引き寄せ警戒心を解き、隠れた場所から出させます。猫が夢中になって遊んでいる間に優しく捕まえましょう。

猫の好きなおもちゃでも良いですが、猫じゃらしなど飼い主がコントロールできるものだと尚効果がありますよ。

ポイント2 大きな布で覆って捕まえる

猫にとって暗闇は落ち着ける空間です。大きな布で暗闇を作り、リラックスできる環境にすることで、警戒している猫も落ち着いてくれます。猫のにおいのついた布だとより安心感を与えるため、日ごろから大きな布を生活スペースに置いておくといいですね。

布で覆って落ち着いたところを抱っこするもよし、そのまますっぽりキャリーケースに入れてもいいでしょう。

ポイント3 うなじをつまんで動きを止めてから捕まえる

猫はうなじ部分を捕まれると大人しくなるという習性があります。
これは子猫のころに、母猫に首の後ろをくわえられて運ばれる際、敵に見つかりにくいようおとなしく体を丸めていた名残です。

成猫になっても、猫は首の後ろの部分をつままれるとおとなしくなります。この習性を利用して、捕まえたいときにうなじを指でつまみ、大人しくなったところで捕まえましょう。捕まえたあと暴れるようであれば、同じようにうなじ部分を数回つまんで興奮を抑えてあげるといいですよ。

捕まえるときは状況を見てから

じっとしているからといって、トイレ中やごはんを食べていたり毛づくろいをしている最中などに捕まえるのは避けましょう。

警戒心が強まり、飼い主との関係性が悪化したり、今後余計に捕まえにくくなったりしてしまいます。おとなしくのんびりしているときを狙うと捕まえやすくなりますよ。

まとめ

捕まえるのが難しい猫でも、習性や本能を利用すればうまく捕まえることができます。猫のストレスにならないような捕まえ方を習得しながら、状況やタイミングを見計らってチャレンジするようにしましょう。


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 執筆者プロフィール
京都でミニチュアダックスと4匹の黒猫と暮らしているフリーライターです。可愛くて生活にかかせないペットたちの情報をお届けしています!

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