そもそもノミ・ダニはどこにいる?

「薬剤で駆除しちゃえばOKでしょ?」
「そもそも今の時代、ノミなんているの?」

確かに駆除薬が簡単に手に入り、ノミ・ダニのトラブルも減っています。

しかし、ノミやダニは今でもいろいろな場所に潜んでいて、散歩で茂みに入ったり、他の犬と接触したりしなくても、アスファルトを歩くだけで寄生してしまうなどと言われています。

室内でノミ・ダニはカーペットや布団、家具の裏、ペットの寝床などでどんどん繁殖します。

空調が効いて快適な環境が整った現代はノミ・ダニにとっても快適。目に見えなくても、ノミやダニは身近な場所にたくさん潜んでいるのです。

室内飼いだからといって、チワワも安心できません。寄生されればかゆみや痛みを引き起こし、アレルギー性皮膚炎の原因になってしまいます。

通販のほうが安く購入できるけど?

ノミやダニは「薬剤を使って駆除する」「掃除を徹底する」「駆除薬を犬に使用し、体に付いても生きていけないようにする」が主な対策方法です。

「動物病院は診察料と薬代が高い!」「ネット通販のほうがずっと安く手に入る」などと思うかもしれません。
ネット通販でノミ・ダニの駆除薬や予防薬を購入する場合、ほとんどが「海外から薬を個人輸入する」という形です。薬には「要指示医薬品」というものがあり、これらは医師の処方や指示がなければ使えません。

しかし、日本では要指示医薬品だとしても、海外では個人で購入できることがあります。
要指示医薬品は効果が強く、間違った使い方をすると重篤な副作用が出る可能性もあるのです。

また、海外から要指示医薬品を購入する際は、ペットに使用する場合でも農林水産省に届出をしなければなりません。

要指示薬品は効き目も副作用も強いことが多いので、愛犬のチワワの安全のためにも自己判断での使用はやめましょう。

ノミやダニにも種類があり、効果がある薬が異なります。ノミの成虫に効く薬、卵や幼虫の成長を抑制する薬、ダニに効く薬、マダニに効く薬など、目的によって使い分ける必要があります。
個人で選ぶのは難しいので、動物病院で相談すると安心です。

自宅でできる対策法は?

自宅でできる主なノミ・ダニ対策は「部屋の掃除」です。

死骸やフンも他のノミやダニのエサになり、アレルギーの原因になります。
アレルギー性皮膚炎は、近年犬の皮膚疾患のなかでも増加していて、チワワも例外ではありません。

ノミやダニは死骸やフンも含めて完全に排除するのが望ましいです。
丁寧に掃除機をかけることである程度駆除できますが、吸われた掃除機の中でノミ・ダニは生きています。繁殖してしまわないように早めに処理しましょう。

ノミ・ダニを誘引して駆除してくれるマットやシートなどのグッズがありますので、こうしたものを併用すると簡単です。

犬の体についたノミは、ノミ取り用のくしで取り除くのが確実で効果的。くしについたノミは中性洗剤を溶かした水につけましょう。ノミは潰すと卵が周囲に散らばって拡散することになるので注意が必要です。

なお、ドラッグストアやホームセンターなどで一般的に販売されているノミ取りシャンプーはほとんどが「動物医薬部外品」です。

効果はゼロではありませんが、要指示医薬品のような効果は期待できないので、予防策のひとつと考えておくといいでしょう。

まとめ

ノミやダニは駆除しても外から必ず入って来て、家のなかで繁殖してしまいます。駆除や予防に使用する薬はさまざまな種類があるので、動物病院で目的に合ったものを処方してもらいましょう。
ホームセンターなどで手に入る動物医薬部外品などを併用しながら、一年を通して対策を継続してください。
 執筆者プロフィール
ドッグシッター/小動物看護士です。二人の娘に振り回されながら、記事を書いています。ミシンで子供達の服や布雑貨を作るのが趣味。ダルメシアンを多頭飼いするのが夢です。

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