成長期のスコティッシュフォールドの体重は、どんどん増える!

スコティッシュフォールドの体重は、生後10日頃には150gほどですが、日を追うごとにどんどん増えていきます。生後1カ月頃には2倍の300gに、50日が過ぎる頃にはさらに2倍の600gになり、子猫はあっという間に成長します。

猫の体重の増減を考えるうえでのポイントは、年齢です。猫は「1歳=成猫」であり、1歳のときの体重が、今後その猫の理想体重になります。
15%以内の増減は問題ないと言われていますが、急激な増減だったり15%を超えたりする場合は、なにか問題があると考えた方がいいでしょう。

けっこう差がある? スコティッシュフォールドのオスとメスの体重

生まれたばかりのスコティッシュフォールドは、オス・メスともにほとんど差はありません。少しずつ違いがあらわれてくるのは、生後2か月を過ぎた頃です。

ただ、2カ月から5カ月頃までは、ほんのわずかの差でメスの方が大きく、重いのが特徴です。5カ月のスコティッシュフォールドのオスの平均体重は1.5~2kg、メスの平均体重は1.6~2kgと言われています。

そして、6カ月を過ぎると体格の差は逆転。もちろん個体差はありますが、最終的に生後1年のオスの平均体重は3.5~5kg、メスの平均体重は2.5~4kgと大きく差が開きます。

数か月で15%を超える体重の増減は、病気のサイン?

スコティッシュフォールドが子猫の段階では、体重の増減をさほど気にする必要はありません。しかし、1歳を超えているのに、数カ月で15%を超える体重の増減が起きた場合は、注意してください。

体重増加の原因は、エサのあげすぎや運動不足による肥満が大半ですが、病気の可能性もあります。

また、体重が減少したときにも、病気が考えられます。たとえば、エサが満足に食べられない場合には、歯周病や腫瘍など口内にトラブルが起きているのかもしれません。ほかには、胃や腸の消化能力の低下で十分に栄養が吸収できず、痩せてしまうケースもあります。


1歳の時の体重をメモしておき、定期的に体重測定を行って、病気の早期発見につなげましょう。

避妊・去勢後は、体重増加に気を付けて!

スコティッシュフォールドに限らず、猫は避妊・去勢をすると体のホルモンバランスが変化し、体重が増加しやすくなります。

もともと運動量が少ないスコティッシュフォールドは、体質的にも太りやすい傾向があります。運動不足にならないよう、スキンシップをとりながら遊んであげるのがおすすめです。


猫は自分で食欲をコントロールすることが難しいため、エサを欲しがるだけ与えていると、すぐに肥満になってしまいます。甘えてくる姿はとてもかわいいですが、愛猫の健康管理は大切です。飼い主がしっかりとエサの量をコントロールしてください。

健康体重キープのために飼い主さんができること

スコティッシュフォールドが肥満になると、骨や関節の負担が増え、歩く際に痛みを感じるようになります。さらに、心臓病や糖尿病のリスクが増大し、寿命を縮める恐れもあります。

運動量が少なく、のんびり過ごすことが多いスコティッシュフォールドの体重管理は、食事が基本となります。しっかりとカロリー計算をして、エサを与え過ぎないようにしましょう。

また、体重減少に気づいたら、外見からは判断できない病気の可能性があるため、まずは動物病院を受診してください。日頃から体重を量って観察することが、愛猫の健康管理の何よりの方法と言えるでしょう。
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