気温・湿度などによって猫が寝る場所は変わります

一日の大半を寝て過ごす猫ですが、気温や湿度の変化に合わせて一日に何度も寝る場所を変えています。
たとえば、暑い日の昼間は日陰や風通しの良い涼しい場所、寒い夜は毛布の上やベッドの中などを選びます。猫が冬に飼い主の布団に入ってこようとする理由のひとつは暖かく心地良いからなのです。

しかし、なかには暑い夏場でも飼い主にぴったりと寄り添って寝る猫がいます。きっと寝苦しいはずなのに、なぜでしょう?

猫にとって飼い主のそばは安全な場所

一日のなかで最も無防備な状態ともいえる睡眠時。しかし、猫は眠っていてもなかなか熟睡できない生きものです。それは、野生動物だった時代の名残で、外敵を警戒しているからだといわれています。

そんな警戒心の強い猫が飼い主のそばを選んで寝るのは安心できるから。猫が信頼している証拠なのです。一度、猫が「飼い主の近くは安全だ」と認識したなら、たとえ猛暑の夜でも飼い主のそばで寝ようとするでしょう。

また、猫の寝相によって安心度は異なります。
◇仰向けでお腹を見せて寝ている
 完全に安心しきってリラックスしている。
◇横向きに伸びて寝ている
 安心しているものの、少し警戒心を残しています。
◇香箱座りで丸くなって寝ている
 警戒心が強い状態です。

面白いのは、猫が飼い主を頼る一方で、飼い主に対して自分の所有物のような感覚も持っていること。添い寝することで、自分が飼い主を守っているという意識を持っているそうです。

一緒に寝たがるのは子猫気分が抜けていないから

そばにいることで安心できる。つまり、飼い主と寝たがる猫は、成猫になっても子猫っぽい気質を残した甘えん坊が多いといえます。寝る前に、毛布の端をくわえながら前足でモミモミする行動も子猫時代の名残です。子猫の時に母猫に寄り添って寝ていたように、飼い主のそばで寝ようとしているあらわれなのです。

特に飼い主の顔の近くや上半身の方で寝ているときは、完全に飼い主を信頼して身を預けている状態。子猫気分が強い傾向があります。逆に下半身の方や足元で寝ている場合は、上半身の時よりも信頼度は劣ります。この場合、猫は丸くなって寝ていることが多いです。

また、子猫の時からずっと飼い主と一緒に寝てきた猫は、大人になっても習慣でそのまま一緒に寝るようになります。

離れて寝る猫は大人っぽい性格の猫

「うちの子は一緒に寝てくれない……」という声もよく聞きますが、本来成猫はあまり飼い主の近くで寝ようとはしないものです。特に、社会性のある成熟した猫は離れて寝たがる傾向にあります。自立心が強く大人っぽい性格ともいえますね。

また、甘えん坊の性格だとしても、子猫の頃から猫用のベッドなどで寝る習慣がついているならば、成猫になってもそこがお気に入りの寝床になります。

◇はじめは一緒に寝ていたのに、最近離れて寝るようになった場合は?
もしかすると、飼い主の寝相が関係しているかもしれません。飼い主の寝相が悪いと、一緒に寝ている猫は落ち着かず、離れて寝るようになることもあります。

まとめ

あなたの家の猫はどのタイプに当てはまりましたか? 猫が飼い主と一緒に寝る心理はさまざまですが、どんな理由にしても一緒に寝てくれるのは飼い主にとって嬉しいことですよね。もし、離れて眠る猫だとしてもそれは自立心ゆえ。無理矢理一緒に寝ようとせず、猫が安心できる環境を大切にしてあげてくださいね。