必ずほしいケージとクレート

チワワはリーダーになって群を率いる意識がとても強い犬種です。大型犬が相手でも恐れずに立ち向かいますが、その一方で神経質な面もあります。

こうした意識は飼い主に対しても持つので、しつけないと「自分が飼い主よりも優位に立っている」と思って、指示を聞かない犬になってしまいます。

このためチワワは基本的にケージで過ごさせるのがおすすめです。最低でも、寝る場所は人と別にしておきたいもの。人と同じ布団で眠ることは、「人と自分が同類である」と犬に思わせてしまいます。

室内を自由に行き来させる場合でもケージを用意し、「ハウス」や「入れ」という指示でケージに入るようにしつけましょう。そして夜もケージ内にある寝床で寝かせることをおすすめします。

ケージの中が「自分だけの安心できる空間」になれば、精神的に落ち着いたチワワになります。来客があっても「ハウス」の一言でケージに入るようにしつけておけばトラブルが減りますよね。

広めのケージを準備し、寝床と食事の場、トイレを設置しましょう。特に留守がちな家の場合、飼い主の目が届かない時間にケージに入れておくと、ケガや誤飲などのトラブルを防ぐことができます。

クレートは寝床として使用するなど、中で静かに休めるように訓練しましょう。こ車や公共交通機関での移動時間や、病院の待ち時間などもストレスなく休んでいられます。

飼い主の指示を聞く、という服従訓練のためにもケージやクレートを日々、使用することをお勧めします。

皮膚病を予防するポイント

スムースコートもロングコートも皮膚病になりやすい傾向があります。また、抜け毛が多い犬種なので、抜け毛をケアし、皮膚の血行をよくするためにも毎日のブラッシングを習慣付けてください。

皮膚病予防にはチワワの居住空間の掃除をこまめにおこなうことも重要です。ノミやダニはすぐに繁殖します。お気に入りのタオルや毛布などもこまめに洗濯して寄生虫の増殖を予防してください。

また、空調にも気を付けてください。エアコンの冷気は下に溜まる傾向があります。チワワは一番低い位置で生活していますよね。最も冷えた場所にいるため、体が冷えて体調を崩したり、皮膚が乾燥したりします。
扇風機などで部屋の空気を循環させて、適切な温度管理をしましょう。

ケガを予防するポイント

室内犬に多いのが骨折・脱臼・誤飲といったトラブルです。次のような予防策を取っておきましょう。

・ソファなどにのぼらせない
・階段を柵で塞ぐ
・床の上に物を置かない
・落としたものはすぐに拾う
・フローリングは滑らないよう加工する、マットなどを敷く

小型犬に多いのが膝蓋骨脱臼です。ひざ関節の皿がずれてしまう病気で、これは高い所から落ちた、フローリングで滑った、という日常的に起こりうることが原因です。飼い主が振り返った拍子に蹴ってしまった、というようなケースもあります。

誤飲は飲み込んだ物によっては急性の中毒症状が出て死亡することもあります。オモチャなどの破片が胃腸の壁に刺さる・ボタン電池を飲み込んだといったケースでは、緊急手術が必要になります。

チワワの行動範囲を柵やサークルで制限しておけば、環境を整えやすく、不慮の事故を防ぎやすいでしょう。

まとめ

チワワはその魅力である「小さな体」が、ケガや病気に繋がることがあります。チワワの生活環境を安全に保ち、掃除や片付けといった小さな習慣を飼い主が日々続けることポイントとなりますね。サークルやケージ、柵、マットなどを組み合わせて安全な環境を整えてくださいね。
 執筆者プロフィール
ドッグシッター/小動物看護士です。二人の娘に振り回されながら、記事を書いています。ミシンで子供達の服や布雑貨を作るのが趣味。ダルメシアンを多頭飼いするのが夢です。

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