柴犬の耳の異常に関する獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

柴犬の耳の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:甲状腺機能低下症?

飼い主からの相談

相談者:京都府 tsukkuさん
12歳の柴犬の男の子です。
幼少期から、冬場に目の上の毛が薄くなる、あご、口周りをこするなどのわずかな症状はありました。
○2014年7月に頬のハゲ、後ろ足薄毛が出現。プレドニンの内服とコルタバンススプレーで改善
○2015年12月
目の周りの浮腫、口周りのただれ、脇腹の痒みが出現。プレドニゾロン3日、抗生剤投与。眼瞼炎悪化のため、エリザベスカラー装着。
○2016年1月
両耳外耳炎。ビクタスクリームやウェルメイトの点耳。
アレルギー検査では、リンパ球幼若化検査で、大豆とシシャモが要注意。IgE検査ではコナヒョウダニとヨモギが要注意。
○2016年2月〜4月
フードの切替やオヤツの変更。目の周りはやや改善。口周り、外耳炎は時々悪化。
アカラスの除外にブラベクト内服したが、効果なし。
○2016年5月
甲状腺機能検査
T4 0.9 (基準値 0.9〜2.9)
FT4 0.6 (基準値 0.9〜2.4)
TSH 0.117 (基準値 0.010〜0.330)とやや低値も症状乏しく、経過観察。
趾間炎の悪化もあり、プレドニゾロン7日間内服、2.5mgを隔日投与。改善するが、エリザベスを外すと足を噛みまくる。
亜鉛内服してみるが、効果なし。
○2016年7月
アポキル5.4mgを、1日2錠から開始。
外耳炎、目の周りの調子はよいが、趾間炎は相変わらず。
○2017年1月
趾間炎の改善とエリザベスカラー外すことを目標に10日間アポキルとプレドニゾロン2.5mgを併用。症状改善もエリザベスは外せず。プレドニゾロン2.5mgは隔日投与にする。
○2017年2月〜5月
アポキルとプレドニゾロン2.5mgを1日おきに内服。趾間炎の状態はまずまずもエリザベスは外せず。
○2017年5月
再度甲状腺機能検査
T4 0.6 (基準値 0.9〜2.9)
FT4 0.3 (基準値 0.9〜2.4)
TSH 0.030 (基準値 0.010〜0.330)
さらに低値。ステロイドの影響とのことで、プレドニゾロン2.5mgを3日に1度、4日に1度と漸減。口角炎と口周りの脱毛悪化。趾間炎もやや悪化。
5月28日再度ブラベクト使ってみる。
長くなりましたが、以上のような経過です。
皮膚は、趾間炎、口角炎が主な症状で、体幹やシッポは大丈夫です。
5月5日の採血では貧血が正常下限(幼少期からです)でした。コレステロールは正常。
この半年、やや反応が悪くなりました。散歩には行きますし、食欲もあります。体重も変わりません。水を多く飲む印象です。ふらつきや眼振もありません。足の細い震えはあります。
先日耳がほとんど聞こえていないことに気付きました。
1番お聞きしたいのは、
これまでの経過、現在の症状から、甲状腺機能低下症はないのか、診断的治療としてチラージンを飲ますのはどうなのかです。
プレドニゾロンを中止してから、甲状腺機能の再検査をしてからがいいのでしょうか。
副腎機能異常の合併の可能性を考えるとプレドニゾロンを中止するのも怖い気がします。
竜馬くんの耳が聞こえなくなって、ショックが大きく、どうしてあげるのがいいのか悩んでいます。
主治医は難聴は加齢のせいと言っていますが、甲状腺機能低下症でもある症状とも思えます。
アドバイスいただけるとありがたいです。
ちなみに、私は人間相手の内科医師です。
専門的な話もある程度分かります。
何とかよろしくお願いします。
谷口千穂

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

不確定なものが多いため、プレドニゾロンを止めて大丈夫かどうかは止めてみないとわかりません。
一般的な柴犬の体重ですと0.25mg/㎏位でしょうから、止めてショックを起こす事は無いでしょうが、皮膚症状の悪化や食欲不振は起こるかもしれません。
アジソン病は無いか・電解質特にカリウム地はしっかりとモニターした方が良いでしょう。
ただ、今が絶妙なバランスでコントロールされており、医原性のクッシングが発症していなければ、そのままチラージンを使い始めてからプレドニゾロンを様子を見ながら減らしても良いのではないでしょうか。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

柴犬で12歳ですと多かれ少なかれ聴力が低下してきます。
甲状腺機能低下症と難聴の発生率に関しては申し訳ございませんが判りません。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

これは私の私見と考えてください。
良い状態を維持しているのは主治医の先生です。
理論上はステロイドはTSHの分泌を抑制しさらにT3・T4が低下すると言われますが、T3・T4低下によるフィードバックでTSHが上昇する作用は健康体ではかなり強力な印象です。
ですので、今ご使用程度のプレドニゾロンでT4・FT4・TSHすべて低い場合は、下垂体性甲状腺機能低下症を疑っても良いと思います。
各種負荷試験や脳MRIでさらに確定できるでしょうが、年齢を考えるとそこまで検査をシビアに行わなくても診断的治療として、チラージンを投与する事に私も一票投じます。
ちなみに補助的な療法としてR&Uと言う酵母菌株と十味敗毒湯の併用が、理論は証明できませんが数例で高い評価が得られました。
お大事にしてください。

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相談内容:耳から膿のようなものが出ています

飼い主からの相談

相談者:神奈川県 ゆきちゃんさん
かなり高齢(年齢不詳)の柴犬の女の子です。
痴呆の症状や重症のアレルギーの症状がありますが、現在はアレルギーは痒み等も治まり少し快方に向かっています。
しかし左耳が1ヶ月ほど前(気がついた時)から膿のようなものが出ていて、臭い匂いもあります。
エビオティックという耳の洗浄液で一度洗いましたが、よくなりません。
ただ痛がったり、痒がったり耳を振ったりなどの様子はないなど本人は気にしてないようです
何か耳の病気なのかそれともただ汚れているだけなのかどうなのでしょうか?
それと耳を綿棒で掃除する際もどの程度綿棒で耳の中に入れていいのか検討がつきません。また洗浄液で洗浄する際もあふれるくらいに入れてもいいと聞きましたが、大丈夫でしょうか。
車がなく、犬が高齢で歩くのもままならないためなかなか病院に連れて行くことが出来ません。
アドバイスを宜しくお願いいたします。

杉浦 広先生(三和動物病院)からの回答

洗浄しても、膿のようなものがとまらないのであれば、早く一度病院にいくことをお勧めします。

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相談内容:首が曲がって歩けない症状について。

飼い主からの相談

相談者:神奈川県 眞那さん
初めまして、アドバイスをいただけたらと思いまして質問させて頂きます。
柴犬15歳です。今年の5月3日に庭で吐き、その後強烈な痙攣を起こし
一時は覚悟して頂くことになるかも…と言われつつ、現在まで生きてます。
5月一杯くらいは立てない、歩けないという状態だったのですが、6月
くらいから、何とか自力で立とうとするのですが、首が右に傾いて
やはり立てません。現在は布のバッグで作ったもので首を吊るようにして
散歩に行ってます。一日5~6回、一回45分前後歩いてます。
排泄時、空腹時に、何とか立ち上がって動こうとばたばたもがき、
頭を強打します。散歩や食事で要求が収まると落ち着きますが、何故か
夜寝られません。病気になる前は一日の大半の時間を寝ていたのですが。
検査は5月中に2度血液検査を行いましたが、肝臓の数値以外特に
異常がなく、こんなに肝臓の数値が悪いのに食欲があるのは不思議と
言われるくらい食欲は落ちません。
これが脳の障害なのか、なんなのかさっぱり分からず対処に困っております。
なにかこれをしたら原因がつかめる可能性があるなどありましたら、
教えていただけると幸いに存じます。よろしくお願い致します。
薬は現在抗生物質とビタミン剤を毎日投与しております。

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、眞那さん
首が曲がったままになったコロ君ですが、実際に診察をしないとこの検査が適しているかどうかの判定は難しいのですが、わたしなどが診察室で行なう簡単な診断法を書いておきます。
まず、犬の対軸に対して、正面に立ちゆっくりと顔を両手ではさみ、リラックスさせた状態で、首を左右に曲げてみます。この際に痛がったり、首が硬く動きが悪いようですと、頸部の腱や、頚椎または胸椎などの骨や関節の異常が一番疑われます。
また、ゆっくりと動く様であれば、次に眼を見ます。
首を左右、前後に揺らした際に眼球が顔についてこず、横目のように見えるようであれば、頭蓋内の異常、目の震盪が見られるようであれば、内耳前庭部の異常等が一番に疑われることになります。
もちろん、上記の簡単な検査ですべてがわかるわけではありませんし、それぞれに例外事項はあります。あくまで目安だと思ってください。
実際は、それらの触診や視診であたりをつけた後、必要な検査を次にオーダーしていくことになるのですが、上記の検査くらいであればお家で行なってみてもいいかもしれません。
もっと具体的に原因を探るのであれば、CT,MRI等の設備を使っての検査を進めていく事になりますが、まずは、簡単に上記のことだけでも調べてみるといいのではないでしょうか。
毎日こまめに散歩に連れて行ったりと、大事に看病されていること、コロ君もとても幸せだと思います。
原因がわかったからと、年齢などを加味しても治ることは難しいかもしれませんが、ゆっくりと病気とうまく付き合って楽しい毎日をお過ごしください。
参考になれば幸いです。

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相談内容:耳道入口のできものについて

飼い主からの相談

相談者:岡山県 チエトットさん
はじめまして。柴犬系の雑種、14歳、女の子です。
以前から外耳炎で、掛かりつけの獣医さんから、洗浄剤と塗り薬をいただいていました。
耳の穴の入口に、いぼ状の盛り上がり(獣医さんによると、加齢のためとのことでした)があったのですが、
2ヶ月程前に足で引っかき、出血しました。
その後、大きく腫れてきましたので、抗生剤入りの飲み薬、塗り薬を、1日2回ほど使用しています。
何度か、お薬を変えていただきましたが、一向に良くなりません。
今では、腫れが耳道を塞ぐほどに大きくなり、少しずつ流れる膿を、常に拭き取っている状態です。
どうすれば、良くなるのか判らず、途方に暮れている状態です。
なお、不快感があるらしく首を良く振ったりしますが、比較的元気で、
よく眠り、食欲もあります。
何か、良いアドバイスがありましたら、よろしくお願い致します。

橋本 祥男先生(シンシア・ペットクリニック)からの回答

腫瘤の大きさやどの程度、奥に有るのかも判りませんが、
状況から考えられる治療法は切除する事ではないかと思います。
高齢でも有りますから、リスクは有りますが、
そのあたりの事は主治医の先生とご相談されましたか?
不快感を抱えたままでの生活は、辛いと思いますし、
これからも益々大きく成っていくのではないかと思うので、
良く相談されてください。

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相談内容:寒冷凝集素症について

飼い主からの相談

相談者:栃木県 めいちゃんママさん
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。柴犬2歳♀です。はじめて耳の皮膚の異常に気づいたのは、1歳の誕生日を迎えた昨年の3月です。ネットで調べたり、今の獣医師に出会い、寒冷凝集素症という病名にたどり着きました。薬などでの治療法はないと言われ、この冬はなるべく寒い時間帯の散歩(トイレ)は避けたり、耳のマッサージをしたりと頑張りましたが、今になって、昨年以上に耳の毛が脱毛してきています。ひどい場合は皮膚に穴があくほどと聞いていますが、なんとか効果的な予防法はないでしょうか。

花形 みまこ先生(昭和動物病院)からの回答

寒冷によるかんさで、血液のなかで凝集がおこり耳の先の血管の血液のながれが滞ることによるものです。
寒冷かんさを避けることがかなり予防にはなります。
ほかにViT E剤の投与で抹消循環改善をこころみたりしています。

今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

 耳介病変を起こす病気は稀なものを含めると多数ありますが、簡単に診断あるいは除外できる病気から調べて、寒冷凝集素疾患が強く疑われる場合は、確定を待たずにこの治療に入ることもあります。
治療はステロイドなどの免疫抑制剤を主軸にして、ビタミン剤や外用薬を併用します。
 気になる効果ですが、利用できるお薬によって差が出るように思えますが、何よりも症状の激しさによって治療効果が変ります。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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