マンションで犬を飼うときに必要なこと

ベランダに出ようとするミニチュアダックス

まずは、自分が住むマンションやこれから引っ越そうとしている先が、「ペット可」なのかどうかを確認する必要があります。

ペット可マンションの種類は、大きくペット共生住宅とペット可の物件に分かれます。最近増えてきている「ペット共生住宅」はペットを飼う前提で建てられている物件です。ドッグランのような遊び場スペースが設けられている、床や壁紙に傷がつきにくい素材が使用されている等と、ペットと暮らしやすい工夫が多くされています。

一方のペット可の物件は、いわゆる普通のマンションで犬猫の飼育を許可している住宅のことを指します。

多くの場合、物件情報やマンションの規約にペットの飼育に関する記載があります。この物件はペット可なのか、あらかじめ確認しておきましょう。

またペット可であっても、物件により飼育可能なペットの条件が決められているケースもあります。犬の多頭飼いや大型犬は認められていないこともありますので、こちらも必ず確認してください。

マンション飼育に向いている犬の特徴と犬種

他の居住者との距離が近く、共有スペースも多いマンションですが、そのような環境でも飼いやすいタイプの犬がいます。マンションで飼いやすい犬の特徴とおすすめの犬種をご紹介します。 

おすすめの犬の特徴

①小型犬
体の小さな小型犬は、マンションのような限られた空間でも問題なく飼育できるケースが多いです。またペット可であっても、階段やエレベーター等の共用部分では犬を抱っこしたりキャリーに入れたりしなければならない場合もあるため、やはり体の軽い小型犬が向いていると言えます。

②体臭が少ない
犬を飼う以上、気になるのはエチケットとしてのニオイの問題です。体臭が少ない犬種を選べば、さほど神経質になる必要はありません。

③おとなしい
運動量が少ない犬種や、無駄吠えが少ない犬種の方が、騒音などのご近所トラブルのリスクが低いと言えます。

おすすめの犬種を紹介

トイプードル
人気犬種のトイプードルは、抜け毛が少なく、さらに体臭も少ないためマンション飼いにおすすめです。小型犬の中でも学習能力が高く、しつけも難なくこなします。性格は明るく友好的で、子どもやお年寄りとも仲良くできます。ただし、小型犬の中では運動量が多い犬種であるため、毎日のお散歩は必須です。

ブリーダー情報から、グループサイト 『みんなのブリーダー』子犬紹介ページへと移動します。 2024年04月29日更新
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マルチーズ
白い被毛にくりっとした黒い目が愛らしいマルチーズ。体が小さく温厚な性格で比較的おとなしいため、マンション向きと言えます。愛嬌たっぷりで、誰とでも仲良くできる犬種です。またトイプードルと同様に抜け毛が少ないため、狭い室内でもお掃除が簡単です。

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チワワ
世界最小の犬とも言われるチワワ。知られている通り体のサイズが小さく体重も軽いため、マンションのような空間でも問題なく飼育できます。 被毛はスムースコートとロングコートが存在しますが、いずれにしても体が小さいためさほど抜け毛も気になりません。性格は気が強いところもありますが、飼い主への忠誠心が高くトレーニングによって落ち着かせることも可能です

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シーズー
家庭犬の代表格とも言われるシーズーは、温厚な性格のためマンションで飼っている方も多く、子どもとも仲良くできるため人気があります。無駄吠えが少ない犬種としても知られており、またさほど運動量も多くないため室内向きと言えるでしょう。被毛はダブルコートですが、下毛が少ないため抜け毛も目立ちません。

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パグ
おちゃめな表情がユニークなパグも、穏やかで優しい性格の犬です。のんびりした性質で、攻撃的な面もあまりありません。シワのお手入れさえしっかり出来れば、体臭や口臭も比較的少ない犬種と言えます。毛質は短毛のスムースコートですが、換毛期には抜け毛が増えるため、こまめなブラッシングを行いましょう。

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マンション飼育に向いていない犬

マンションに向いている犬種がいる一方で、あまり向いていない犬種も存在します。物件によっては必ずしもNGという訳ではありませんが、飼育には相応の覚悟と準備が必要となります。

中型~大型犬

小型犬よりもサイズが大きな中型犬や大型犬は、マンション向きとは言えません。体が大きい分、広い飼育スペースが必要になり、また体重が重いために足音が下の階に響きやすくなります。
また中型犬や大型犬は、たくさんの運動量を必要とするケースも少なくありません。狭い室内では十分な運動が出来ず、ストレスを抱えてしまうこともあります。 

活発な犬

狩猟犬として活躍していた犬や、牧羊犬、使役犬などは、特に多くの運動を必要とする犬です。パワーが有り余っている犬は室内で走り回ることもあり、騒音や家具への衝突などによる事故に発展してしまう恐れも。

よく吠える犬

警戒心が強く、無駄吠えの多い犬種はご近所トラブルの元です。ある程度はしつけでコントロールできる部分もありますが、吠えるのは犬の本能。完全に止めさせるのは困難であると言えるでしょう。
犬にとっても、飼い主にとっても、近隣住民にとってもストレスの少ない環境を考えると、より広い居住環境が無難なのかもしれません。 

マンションで犬を飼う注意点

物件の条件がクリアできたとしても、それ以外にいくつかの注意点があります。無用なトラブルを避けるためにも、必ずポイントを押さえておきましょう。

「ペット可=何をしてもいい」ではない

犬の飼育が許可されているからといって、ご近所さんの迷惑になることが許されるわけではありません。吠え声や足音などの騒音、体臭やトイレの臭いなどに気を付けなくてはいけないのです。
特に夜間や早朝の吠え声は「うるさい、眠れない」などの苦情につながりやすく、注意が必要です。場合によっては警察に通報されてしまうこともあるので、無駄吠えのしつけは徹底しましょう。
また引っ越しの挨拶の際などに、お隣さんや下階の方に、犬を飼っている旨の説明をしておくと後々トラブル防止につながります。 

床や壁の傷対策は万全に

やんちゃ盛りの子犬は、マンションの床や壁を傷つけてしまうことがあります。また賃貸マンションの場合は、退去時に修繕費がかかってしまうことも。フローリングにマットやカーペットを敷く、犬がイタズラしやすい壁には触れないようガードする等、対策は万全にしておきましょう。

ベランダでブラッシングをしない

室内に毛が落ちるのを嫌って、ベランダでブラッシングをする人がいますが、これはNG。

抜けた毛がお隣に舞ったり、共有部分に飛んだりすると、他の住民に迷惑がかかります。

共有部分は抱っこで移動する

お散歩や買い物に犬を連れて行くときに、階段やエレベーターを使用する場合は、犬を抱っこしての移動が原則です。ペット可の物件と言っても、住民すべてが犬好きであるとは限りません。お互い気持ちよく暮らせるよう、配慮を忘れないようにしましょう。 

まとめ

部屋の隅のゲージに入ったポメラニアン

以上が、マンションで犬を飼うときの方法や注意点についての説明でした。

マンションでも犬を飼っている方はたくさんいます。部屋数や広さには限りがありますが、室内のレイアウトを工夫して人も犬も快適に過ごせるようにしたいですね。

 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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