オスのトイプードル、徹底したいしつけは3つ!

トイプードルはしつけやすい犬ですが、オスの場合は次の3つのしつけを徹底する必要があります。

・遊びをストップするしつけ
・吠え癖を治すしつけ
・甘噛みや噛み癖を治すしつけ

トイプードルは明るい性格で人懐っこく、遊ぶのが大好きな犬です。興奮しやすいところがあり、オスはメスよりもエネルギッシュな傾向があります。

子犬の場合は特に、興奮しすぎて尿を漏らしたり、飼い主の手を噛んだり、遊びを催促して吠えたりすることがあります。「ストップ(止め)」と言われたら遊びはおしまい、としつけましょう。

また、子犬の頃に噛んでいたものを、成犬になってからも噛むことがあります。甘噛みや噛み癖は、力が弱い子犬のうちに治しておいてください。

さらに、トイプードルはあまり吠えない犬ですが、「吠えれば要求が通る」と覚えてしまうと、よく吠える犬になります。オスはメスと比べて声が大きいので、しっかりとしつけましょう。

子犬の頃から考えておきたい! 去勢について

賛否両論がありますが、去勢をすると次のようなメリットがあります。

・発情したメスが近くにいても興奮しにくい
・繁殖行動をしなくてもストレスを感じない
・メスを妊娠させない
・スプレー行為やマーキングの軽減
・老犬になったときの病気予防

オスは、去勢をしていなければ一年中いつでも繁殖行動ができます。

発情したメスが近くにいると興奮し、強い欲求を感じます。この欲求を解消できないとストレスが溜まり、体調を崩す原因になります。
また、メスを求めて一晩中鳴き続ける行為や、ドッグランや公園などで知らない間にメスを妊娠させてしまうことは、トラブルに発展します。

さらに、オスはメスに自分の存在を知らせるために、尿をあちこちに吹きかけるスプレー行為(マーキング)をするのが特徴です。

上記の行動は、去勢を去勢で減らすことができます。

加えて、前立腺肥大をはじめとする、生殖器系の病気を予防にもつながるので、早い段階での去勢も検討してみてください。

パワフルでエネルギッシュ! でも、シャイなこともある

トイプードルは、社交的な性格で、遊ぶのが大好きな犬です。オスは特にエネルギッシュで、パワフルに遊びます。トイプードルのオスを飼うなら、屋外でアクティブに遊ぶ時間を確保してあげてくださいね。

しかし、トイプードルは性格が両極端の犬種でもあります。陽気な性格の犬がいる一方、神経質で警戒心が強く、よく吠える性格の犬もいます。

オスで後者の場合は、その特徴がマイナスと感じることでしょう。子犬の頃から、次のような点に注意してください。

・できるだけ多くの人に会わせる
・いろいろな種類の音を聞かせて不安がないよう慣らす
・飼い主と離れても怖がらないように慣らす

子犬選びの時に相性や性格を見極めるのがベストですが、家族に迎え入れてから怖がりの傾向があらわれたら、少しずつ社会化訓練を行って慣らしていきましょう。

まとめ

オスのトイプードルは、エネルギッシュで遊ぶのが大好きですから、一緒に過ごす時間を充実したものにしてあげましょう。

加えて、オスの甘噛みや吠える行為はトラブルを招きやすく、神経質な性格の場合は心の問題に発展することもあります。
社会訓練を充分に行い、ストレスを軽減するような生活を心掛けてください。

また、望まない繁殖行為の防止や、生殖器系の病気を予防するためにも、去勢を検討してみてくださいね。
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 執筆者プロフィール
ドッグシッター/小動物看護士です。二人の娘に振り回されながら、記事を書いています。ミシンで子供達の服や布雑貨を作るのが趣味。ダルメシアンを多頭飼いするのが夢です。

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