チワワが飼いたい！ オス・メスのそれぞれの特徴と飼い方のポイント

明るく陽気な性格のチワワですが、大型犬にも怯まず立ち向かう勇敢さがあります。
リーダーになって群を統率しようという意識が高く、相手よりも優位に立ちたい気持ちを強く持っていますが、特にオスに顕著です。

そのため、チワワのオスを飼う場合は服従訓練を徹底し、飼い主がリーダーであると覚えさせましょう。自分がリーダーだと思い込んでしまうと飼い主の言うことを聞かず、いわゆる「暴君」に育ってしまう可能性があります。

チワワのメスはオスに比べて従順でおとなしい傾向があります。

オスに顕著に見られる、自分がリーダーになろうとして強さを誇示する面はメスには少なく、穏やかで愛情深い様子が見られます。また、自立した性格の子が多く、自分の時間や空間を大切にするのも特徴です。

けっしてオスがしつけにくいわけではないものの、メスの方が従順に感じられることが多いので、初心者にはメスの方がおすすめと言われています。

犬を飼うときに悩むのが、去勢・避妊手術をするか否か……。かわいそうという人もいれば、保護団体などでは犬を譲る際に去勢・避妊手術を約束することもあります。

手術を推奨する人の多くが、次のようなメリットを挙げています。

・生殖器系の病気の予防になる
・性的に成熟する前に去勢すると、マーキング・マウンティング・発情したメスに興奮するなどの性的な行動が抑えられる
・発情しないので、繁殖行動を取れないことに対してストレスを感じることがない
・性格が穏やかになる
・望まない繁殖を避けられる

オスは去勢手術をすると、攻撃性が低下するため穏やかになる傾向があります。また、発情を経験する前に手術をすれば、性的に成熟しないままなので、繁殖行為をとれないことによる強いストレスを感じることがありません。

そのほかに、子供のように甘えん坊の面を残すとも言われています。繁殖や生殖器系の病気の予防が目的とはいえ、いつまでもかわいらしい面を残してくれるのは飼い主としては嬉しいことですね。

結果的にさまざまなリスクが軽減することによって長生きできる可能性も高まるのです。

・手術の麻酔のリスクがある
・太りやすくなる

一方、デメリットとしては、麻酔のリスクは少なからずありますし、得てして肥満傾向になると言われています。しかし、それらは飼い主の管理や手術前の管理でカバーできるものです。

・望まない妊娠、繁殖を防ぐことができる
・性ホルモンに関する病気のリスクがなくなる
・生理のケアが不要

避妊手術では、卵巣と子宮を摘出するため、それらの病気にかかる心配がなくなります。また、卵巣から分泌されるホルモンがなくなるので、性ホルモンの影響を受けやすい病気（乳腺腫瘍など）のリスクもなくなります。

・手術の麻酔のリスクがある
・太りやすくなる

麻酔のリスクはゼロではありませんが、適切な麻酔管理でこれらのリスクは軽減することができます。また、運動量や基礎代謝が減るため、手術前と同じ食事内容では太りやすくなりますが、食事内容を管理すればコントロールすることができます。


終生飼養が飼い主の義務となっている今、上記のような理由から去勢手術や避妊手術は望ましいと考えられています。
子犬を最後まで責任をもって育てられないのであれば、望まれない繁殖は犬も飼い主も不幸にするだけです。今一度、よく考えてみてくださいね。

明るく陽気なチワワですが、オスはリーダーとしての意識が高く、メスはオスにくらべると従順でしつけやすい傾向があります。

去勢・避妊手術は受けさせるべきか迷いますが、獣医師やトレーナーは子犬を望まないならメリットのほうが大きいと考えるようです。愛犬の体にメスを入れることを快く思わない人も多いですが、手術は発情を経験する前に終えておくのが望ましいので、チワワを飼い始めたら、しっかり考えて対処してくださいね。

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