犬が背中・腰を痛がる症状に関する獣医師さんへの相談内容

犬が背中・腰を痛がる症状に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:椎間板ヘルニアと関節炎の違いを教えて下さい

飼い主からの相談

相談者:新潟県 弓月さん
19日の夕方に元気がなくて、
少しずつ歩いたり尻尾降ったり吠えたりしているので22日の今は飛び上がる事をしないだけで他は食欲も排泄も吠えも廊下を歩く時も
問題ありません。
19日の夜に私の膝の上にのって、
ガタガタと震えていましたが、それ以来震えることもないですし、
天気のせいで散歩も行けないので家でトイレに行ったり、母親が台所に行くと台所にベッドを置いてるのでそこで休んだり。
居間にいる時はコタツの中に入って顔だけだしてのんびりしています。
椎間板ヘルニアか関節炎だとは思うのですが、
何か違いが判る方法はありますか?
昨年11月には大興奮して、ソファの乗り降りを何十回と繰り返したせいで、翌日から1週間くらいコタツの中に潜ったまま、元気がありませんでした。
その時も食欲も排泄も問題はありませんでした。
ただ抱っこをする機会があって、キャン!と泣いたことが3回くらいあります。
今回はずっと家にいるので抱っこをする機会が昨日の母親のベッドに一緒に寝るときに抱っこしたくらいでその時は抱き方を変えてだいたので鳴くことはありませんでした。
その時は1週間の間にだんだん良くなって、そのあとは19日まで好き放題に散歩にも行くし、水飲みたいとき、おやつを食べたいときは前足をテーブルの上にのせてしばらくいました。
廊下の中も猛ダッシュだ走り回ったりしていました。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
確かに、整形外科的なトラブルを思わせる経過ですね。
さて、椎間板ヘルニアと関節炎の違いですが、
椎間板ヘルニアは、椎骨と椎骨の間に存在する椎間板が、椎骨の間から主に背中側に飛び出てしまい、神経(脊髄)を圧迫する疾患です。
人間でいうとぎっくり腰に例えられることが多いです。
関節炎は、各関節(肘、膝など)の中で、何かしらの原因で炎症が起きる疾患です。
代表的なものに、感染性、免疫介在性(関節リウマチなど)、加齢、関節疾患(股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、前十字靭帯断裂など)などが挙げられます。
ご様子としては「椎間板ヘルニア」寄りの症状かなと思いました。
一度ご受診頂くことを推奨します。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:なんとなく元気がない

飼い主からの相談

相談者:新潟県 弓月さん
昨日の夕方2/19から元気がありません。
毎日ソファに飛び乗ったりするのですが、それをしなくなりました。
食欲はあるし、排泄も問題ありません。
ただ食欲はあるけどいつもご飯前は催促するのに前足をテーブルにあげたりわんわん鳴くのですが、それがありません。
母親に寄り掛かったまま座っています。吠えることもありません。
昨日の夜は私の膝の上に乗ってガタガタと震えていました。
でも夜は母親のベッドに飛び上がって一緒に寝るのですが、多少躊躇してましたが飛び乗りました。
今日の朝も元気はなく、尻尾はさがってままで声を出すことはありません。
でも食欲はあります。
いつも主人が仕事に行くときに走って甘え声を出して飛び掛かってきますが、
今日はノソノソと歩いて行って、主人のそばを一緒に歩いてました。
甘え声は出しませんでした。
いつも眠い時はソファに飛び乗って寝るんですけど、
昨日の夜はそれもなく、下で寝ていました。
雨が降っているので散歩に行けないので、
今は家でのんびりしています。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
確かにいつもと様子が異りますね。
特に、食欲があり嘔吐下痢が無いことから、内臓というより、整形外科的な痛みや脳神経的な何かを感じます。
今回は特に、前足をかけない、飛び乗りたくない、のそのそ歩く、尾を下げるという、整形外科的な異常が考えられるような様子が見受けられます。
ダックスという犬種から考えうるのは、椎間板ヘルニアや関節炎、関節リウマチなどでしょうか。
あとは、遺伝的に進行性網膜萎縮が多いので、夜盲から不安がっているのかもしれません。
年齢的にも、何か基礎疾患から症状が出ている可能性があります。
幅広い検査を、健康診断の意味合いも込めて推奨します。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:心臓肥大、腰椎椎間症、大腿骨骨折

飼い主からの相談

相談者:静岡県 ぐりさん
一昨日から元気がなく、抱っこをするとキャンと言い震えも時々あったため病院へ連れて行きました。
CTを撮ってもらったところ、大腿骨骨折をしていて、背骨が凹んでいる(腰椎椎間症)、また心臓肥大もみられるとのことでした。(心臓肥大はCTのメモリ?が通常は2.5が3.5になっているとのことでした。)
大腿骨については、すぐにくっつくので安静にと言われ、注射を打ってもらいました。背骨については、治療をしてだんだんね、と言われ、こちらも注射を打ってもらいました。心臓肥大については、小型犬にはよくみられることだからとのことで特に重要視している感じはなく、薬も何も出ていません。家に帰ってから調べていると、怖いことばかり書いてあり……夜も眠れなくなってしまいました。心臓肥大の症状として、咳や疲れやすさがあると思うのですが、咳は時々、興奮時や水を飲んだ後に少しするくらいで、お散歩や家の中では常に走り回っているくらい元気です。
大腿骨骨折は安静にしていれば治ると思いますが、腰椎椎間症と心臓肥大は大丈夫なのでしょうか、、、?まだ2歳という若さなのに……と涙が出てしまいます。どうかお力添えください。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

やはり肋骨1本分という表現はあまり意味のない評価といわざるを得ません。何本分が正常なのかも規定はありません。肋骨というのは常に動くので、測定対象とはならないのです。意味のないものを考えても仕方ありません。
VHSでいえば9.0~10.5程度であれば問題はないと思います。低くなる分にはよほどのことが無い限り影響はありません。
肋骨縦横1本分というは、、、おそらくVHSでは0.5程度の変化と想定されますが、どう考えても意味のない表現です。
例えるなら人の身長を「頭一つ大きいね」と言われてるようなものです。具体的に何cmかがわからないので、意味がありません。獣医師(専門家)としては失格といえる表現です。
本当に気になさらない方が良いと思います。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

レントゲンであれば心肥大の評価は可能だと思います。
ただ、あまりメモリという表現はしません。一般的にはVHSというサイズの測定方法がありますが、9.0~13.0程度の数値になることが多いかと思います。
肋骨一本分という表現もわからなくはないのですが、正確な評価とはいえなさそうです。
あまり心配しなくてもよいのかもしれません。
心臓に関しては大きさも重要ですが、超音波検査などで内腔のサイズ構造を把握する必要があります。当たり前に、心臓の音の評価は必須です。
レントゲンにて心肥大と言われるだけでは正しい診断とは言えないので、聞き流す程度でよいのかもしれません。確かにレントゲンで心肥大みたいにみえてしまう個体はいます。そのためにちゃんと測定方法や別の検査があります。
どうぞよろしくお願いいたします。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
背骨が凹んでいるというのは、骨の形状の問題(生まれつき?)であるように思えますので、経過をみるしかないような気がします。
一昨日から元気がなく、痛がったりしている原因なのかははっきりしません。
心臓肥大については、、、CT検査で評価をされたのでしょうか?CT検査の際に麻酔をかけることがありますが、麻酔をかけると心臓の大きさは変化することがあるので、CT検査で心肥大を評価するのはいかがなものかとは思います。通常は覚醒状態でのレントゲン撮影による評価が一般的です。また、心肥大によって元気がなくなったり、痛みが出るということもあまり考えにくいものです。
状況的には大腿骨の骨折が一番、症状には合ってくるような気がしますが、、、「すぐにくっつく」というのがよく分かりません。骨折というのはどんな些細なものでも通常1カ月以上の治療期間は必要となりますが、本当に骨折しているのでしょうか。ひび割れ程度なのかもしれませんが。
個人的な感想ではありますが、症状に対して、大げさな検査で、たくさん病気を指摘しすぎな感じです。怖いおもいをさせてしまうのも仕方ないような気がします。本当は大した問題ではないのかもしれません。なんとなくですが。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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相談内容:食事の与え方

飼い主からの相談

相談者:東京都 にとろさん
昨年10月にソファから落ち、背中を痛めて寝たきりになった16歳の犬です。
左側が上を向くように寝ないと痛がります。
今まで食事や水は、前両足の下に腕を通して太ももに抱え乗せ、手で食べさせていました。
しかし最近は背中の痛さからか、この姿勢も痛がるようになり、食欲はあるものの食べれない状態が続いています。(水を飲む時など短時間なら大丈夫みたいです。)
ご飯はドライフードをふやかして、缶詰のお肉をたっぷり混ぜています。
シリンジも試しましたが嫌がり、器から直接食べる力はありません。
伏せもできません。通院はしておりません。
質問としては、背中を痛がる犬にどうやって食事を与えれば良いですか?

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

痛みが原因で食べることが出来ないのであれば、先ずは少しでもその痛みを抑えることが大事です。
動物病院に行き、状況を説明して下さい。
他に食べられない理由があるのかもしれませんから、検査を薦められると思います。
しかし、検査を希望するかどうかは飼主様の意見が尊重されます。
特に希望が無ければステロイドや鎮痛薬を処方して戴くのも一法です。
尿毒症や肝臓病などで食べられない場合にはその治療が必要なのかもしれません。
食べる気力を沸かせるために点滴をするとよいかもしれません。
食欲増進剤を投与することもございます。
また、動物病院にはこの様な子に使いやすい食事も用意されております。
ペースト状や液体の食事や少量でカロリーのとれる療養食もございます。
例えばA/D缶という缶詰を給餌用のポンプに入れて少しずつ口の中に入れてあげる方法もございます。
飼主様の予想されている答えにはなっていないかもしれませんが是非診察を受けて下さい。
きっと良い方法がみつかると思います。
お大事にして下さい。

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相談内容:腫瘍が治らない

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 るなさん
数年前から発症してから治りません…、最初はノズルに小さな出来物があって、病院に見てもらったのですが悪性腫瘍か良性腫瘍かわからないから様子を見て、大きくなるなら薬を飲ませてくれと言われて大きくなって来るもんだからお薬を服用させました。(お薬は炎症止めとかゆみ止めと痛み止めって言ってました)
ですが治らず、傷になって膿んでしまってました。
病院にすぐ連れていき、手術で取ってもらったのですが、数ヶ月後に同じところにまた出来てしまい、また薬を服用しました。
またもや治らず、また腫瘍を取ってもらいました。
後日別のところに複数出来てしまっていて、お腹、背中、首とどんどん大きくなっていくのでまた手術で取ってもらったのです。
ですが、増えるばかりで頭に大きなタンコブのような腫瘍が出来てしまっています…
お世話になっている先生も、シニア犬だからあまり一気に腫瘍は取れないし、増える理由はたぶん血液を通して腫瘍の原因がまんえいしてるからだと言われました…
病院で見てもらうのと、ご飯や水を飲む時以外はエリザベスカラーをかかせません。舐めてしまうので…
見るに耐えません、どうしたらいいのかわからないのです…。治るんでしょうか。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
治るかどうかは腫瘍が悪性か良性かによる部分もかなり大きいかと思います。
切除した際に病理検査などはされていないのでしょうか?
腫瘍の種類によっては治りにくく、再発をくりかえすことがあるかと思います。
(たとえば肥満細胞腫などがそうですが)
ただ、手術で切除しきれていないということは、完全に治るのは難しいということなのかもしれません。
体の表面にできているうちはまだよいのですが、内臓に転移などしないかも心配です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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