ブリーダーのルールを知っておこう

ブリーダーは犬を繁殖させているプロ。自宅や犬舎で母犬に子犬を産ませて、母犬・兄弟犬・子犬すべてを育てながら販売している人です。
ペットショップなどへ卸しているケースもあれば、一般の人に直接販売してくれるブリーダーもいます。

ブリーダーから犬を買う場合、覚えておきたいルールがあります。

対面販売

現在は法律によってほとんどの動物の売買は「対面販売」に限られています。犬や猫の場合は、販売者と購入者が顔を合わせて商品(犬)の受け渡しをする必要があります。

ブリーダーから犬を購入するときは自分で引き取りに行くか、ブリーダーに自宅まで連れてきてもらうことになります。

予約必須

ブリーダーはペットショップと違って、気が向いたときに立ち寄るようなことはできません。必ず電話やメールで予約してから犬舎を訪ねましょう。
その際にどんな子がいるのかも聞いてみるといいですね。

犬舎見学は1日1か所のみ

ブリーダーの犬舎には、妊娠中や産前・産後といったデリケートな時期の母犬、産まれたばかりの子犬などがいます。

犬舎に病原菌を持ち込まないよう、1日に訪ねるブリーダーは1か所に絞りましょう。また、犬舎を訪ねる前に他の動物に接触することは止めましょう。もし、自宅で犬や猫を飼っている場合はそのことをブリーダーに告げ、注意事項を厳守した上で訪問しましょうね。

子犬がいる時期は限られる

ペットショップはいつでも子犬がいますが、ブリーダーの元に子犬がいる時期は限られます。いつでも希望の犬がいるわけではありません。

場合によっては1年以上、子犬の購入を待たなければならないこともありますよ。

いいブリーダーを見極めるポイント

ブリーダーもいろいろな人がいます。ドッグショーで勝つことに力を入れているブリーダー、いろいろな毛色の犬を販売しているブリーダーなどさまざまです。いいブリーダーと巡り会うために、次の点を確認しましょう。

・犬舎を見学させてくれる
・親犬や兄弟犬を見せてくれる
・幼すぎる子犬は譲ってくれない
・育て方のアドバイスをくれる

子犬は母犬から離すのが早すぎると、その後のしつけが難しくなることがあります。子犬の心の成長に注意を払い、ワクチン接種など健康面にも気を配っているブリーダーを選びたいですね。

また、ブリーダーはその犬種のプロです。購入後も連絡が取れ、育て方やしつけ方についてアドバイスをお願いできるブリーダーが理想です。

注意したいポイント

次のようなブリーダーは注意が必要です。

・マール(大理石のような淡い色使いのまだら模様のチワワ)を扱っているブリーダー
・制限を設けず繁殖を繰り返すブリーダー
・いつ訪ねても子犬がそろっているブリーダー

マール因子を持つ犬からは奇形や障害を持つ子犬が生まれることがあるため、繁殖に使用しないことが推奨されています。
まれに「マールのチワワは珍しい」といって高値で販売しているケースがありますが、こうしたブリーダーは避けた方がいいでしょう。

また、常に子犬がたくさんそろっているようなブリーダーは、母犬の健康管理がおろそかになっていることがあります。
いわゆるパピーミル(子犬繁殖工場)のようなブリーダーからは子犬を購入しない方がいいですね。

まとめ

いいブリーダーを見極めるポイントとして、犬舎や母犬、兄弟犬など、子犬の生活環境を見せてくれる、ということが挙げられます。
ブリーダーから子犬を購入するということは、大切に育てた子犬を譲ってもらうということなので、最低限のルールとマナーは守りましょう。
犬の心と体の両方に気を配っていて、購入後もアドバイスなどが期待できるブリーダーを選びたいですね。
 執筆者プロフィール
ドッグシッター/小動物看護士です。二人の娘に振り回されながら、記事を書いています。ミシンで子供達の服や布雑貨を作るのが趣味。ダルメシアンを多頭飼いするのが夢です。

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