【犬の病気】急性肝炎が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

急性肝炎が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:乳腺腫瘍手術後

飼い主からの相談

相談者:大阪府 southerさん
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして初めて質問させていただきます。
9歳になるヨークシャテリアのメスで昨年9月頃よりお腹の陰部よりのお乳にぷくっとしたものが1箇所あり、気になって予防注射の際に獣医に聞いたところ脂肪の固まりと言われ気にしなくて今年8月にも別の病院で聞きましたが腸に物がはいっているので心配ない言われました。
その後も気になり、別の病院に行きレントゲン、エコー、血液検査をしたところ乳腺腫瘍の転移は見当たらず、子宮が肥大していて水がたまっており乳腺腫瘍(お腹に10箇所)と診断され手術で子宮、卵巣摘出とお腹部分を2回に分けて切除手術をすることになり、今年10月11日に手術をしました。
2日前に抜糸も終わり、病理検査の結果を言われました。
報告書に書かれていたのは 乳腺管状乳頭状癌 でした。つまり悪性でした。 報告書の要点のところには リンパ節転移とリンパ管内浸襲がすでに認められており、今後は全身転移可能性が高い症例である。 と記載されておりました。
現在、処方されているのはメシマコブのカプセルです。
犬は手術後も変化なく元気に見えます。
私としては物言えない犬を何とか助けたい一身です。
何か方法はないでしょうか?
苦しまず長く生きれる方法があればと思い御相談いたしました。
先生方の御意見、よろしくお願いいたします。

中津 賞先生(中津動物病院)からの回答

処方されているメシマコブは副作用がないと思われるキノコ系の制癌作用が期待されるサプリメントです。もっと積極的には乳腺癌の抗がん剤による治療を受けることです。いろいろの処方が有りますので、どの処方があなたの犬に合っているかを良く獣医師の説明をお聞きになって下さい。通常は4週間で1クールの治療になっていますが、何クール受けるのかも充分に相談されると良いでしょう。

錦戸 正己先生(錦戸獣医科病院)からの回答

もちろん、完治をめざしますが、治療の、目的を、まず、ガンの進行や転移を、極力遅らせる。もしくは、ストップして、QOL(生命の質)の向上させることを中心に考えたいとおもいます。
まだ時間があるうちに対処してあげたほうが良いとは思います。
 
がん治療に、私も10年ほど前までは、さかんに制癌剤をつかっておりました。
効果のあったものもありましたが、薬の副作用で具合が悪くなったり、
いったんおさまっても、再発したり、突然死んでしまったケースもたくさんありました。
抗がん剤治療は、1回目はよく効きますし副作用も、ほとんどみられません。大変元気になります。ただし、再発した場合再発のたびに、抗がん剤が、きかなくなり、副作用ばかりおこってきます。
制癌剤治療に疑問を持ち、今は、漢方をつかい、治療しています。
この漢方サプリ類には副作用が全然見えませんでした。
その効果としては、腫瘍の種類によってばらつきがありますが、
腫瘍が縮小もしくは、消失するケースが全体の2割から3割、腫瘍の成長や悪化するのを防止したり、
転移をふせいだりしたケースが5割ほどあります。
ただし、ほとんど効果の無かったケースも2割ほどあったことも、事実です。
私は、この多糖体漢方サプリを中心に症状によって、いろいろな漢方サプリをくみあわせて治療していす。

北森 隆士先生(北森ペット病院)からの回答

まず、ガンにメシマコブが効くと言う明確なデータは(エビデンスといいます)はありません。
副作用があまり出ないのであれば(ヒトの方では急性肝炎が
問題になっています)、それを試すのは自由裁量のだと思います。しかし、それは科学的な治療ではなく、あくまで民間療法の
範疇です。
通常、乳腺腫では、炎症性乳ガン以外の治療法は外科的
切除です。これが最も延命効果が期待できる治療法です。
その治療を行ったうえで、さらに、最新の治療法を期待す
るのであれば、ガン治療の専門家や大学病院に紹介しても
らうべきです。
そして、CTなどでの転移の状況、外科的なリンパ節の切除、
最新の学療法の可能性、放射線療法の可能性などについてしっかりしっかり聞くことです。
動物のがんの治療も、色々なデータが蓄積しており、
例えば、WHOの基準にそって、現在の状態を把握すれば、
どんな治療が効果があるか、もう少し明確になるかも
しれません。
動物医療でもガン治療で悩まれる方が増えています。その際、
高度な治療・検査より、なぜか低級な治療(民間療法)に期待する変な風潮があります。現在の状況、最新の治療状況を
科学的に検証して、その子にあった適切な治療をみつけるべきです。

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相談内容:抜歯手術の際のリスク

飼い主からの相談

相談者:愛知県 小鉄ママさん
小鉄(ヨークシャ&MダックスのMIX犬2年3ヶ月雄)の犬歯の乳歯が上に二本残っていて、かかりつけの獣医さんに抜歯&歯石除去をすすめられました。手術は日帰り入院で手術時に使用する薬物および麻酔剤は、
鎮静剤と短時間麻酔剤およびガス麻酔です。補助的に心臓や肝臓の薬、抗生物質を使用するとの事ですが、命にかかわったり、障害が残る危険性は高いのでしょうか?
過敏になってると思われるかも知れませんが、2週間ほど前に一緒に飼っていた犬が急性肝炎で亡くなってしまったので、ついつい悪い方に考えてしまいます。歯茎の色も変色しているので、早期の治療が望ましいとは思いますが・・・

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 乳歯をそのまま放置して、歯が2重のままで高齢になりますと歯石も付きやすく歯槽膿漏にもなりやすい様です。
 早いうちから歯周囲病や歯を失いますと、心臓病・腎臓病などの生活習慣病になりやすくなります。
 抜歯とそれにかかわる麻酔の危険性と放置する危険性とでは断然後者の危険性のほうが高く、抜歯により得られる利益の方が高いと思います。
 しかし安全性は100%ではございませんから、心配で仕方が無いあるいは家族の方に反対者が一人でもおられるのであれば、もう一度動物病院で納得いくまで説明を受けると良いと思います。

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相談内容:咳について

飼い主からの相談

相談者:福島県 ke-to-wさん
こんにちは。お忙しい中すみません。
お時間のご都合がつき、お返事いただけたら幸いです。
3/20現在。
昨日から犬が少し激しく咳をします。
前からたまにすることはあったと母は言っています。
しかし、昨日から咳が急に激しくなりました。
咳の様子は「喉に何か詰まったようなものを出すような」感じです。
フェラリア…とも考えました。
もう高齢なので抵抗力も昔より下がっていると思います。
病院に行きたいのですが、仕事の関係などでまだいけません。
他にフェラリアの症状の下腹部の膨らみや尿の赤みなのはありません。
まだ初期段階なのか・・・風邪であることを祈ってはいるのですがやはり不安です。
それとも、空咳に他の症状はありますか?
もしあったら、教えていただけないでしょうか。
また、ついこの前(1週間)まで【急性肝炎】で入院をしていました。
それとも関係あるのでしょうか?
あさってぐらいには時間を作り病院へと行きたいと思います。
よろしくお願いします。

久山 昌之先生(久山獣医科病院)からの回答

 咳の原因は、たくさんあります。フィラリア症の予防をされていないのであれば、その可能性も考えなければいけませんが、あくまでひとつの可能性です。
 心臓疾患や呼吸器疾患、感染症、異物、嘔吐、腫瘍など多岐にわたります。明後日といわず、すぐに病院へ行かれるべきです。

伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

予防していないのでしたら、その可能性は十分にあります。フィラリアは、初期段階では無症状です。貧血や運動不耐性の段階でも気づくのはまれで、咳が出始めてからはじめてわかることが多いのです。書いてあるような血色素尿は、後大静脈症候群のときにしか出ませんし、腹水は末期です。
急性肝炎のときにフィラリアの検査はしているはずです。(予防していないのであれば)

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相談内容:ソテツを食べてしまいました。

飼い主からの相談

相談者:宮崎県 ちろるさん
1/4にソテツを食べて翌日嘔気が酷く、病院に行き点滴をしてもらいました。だいぶ嘔気回数は減りましたが、眼球が黄色く黄疸がでています。急性肝炎だと診断されました。点滴加療が限界にきて、いったん(1/8)自宅に帰ってきましたが、水以外は口にしません。強肝剤と利胆剤の錠剤をもらいましたが、飲んでくれまん。何かしてあげれる事はないですか?何を食べてくれるのでしょうか?好物も食べません。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

ソテツ植物の中でも猛毒と言われるものに入ります。沖縄では蘇鉄地獄と言う言葉があるくらい恐れられております。急性毒性では急性肝壊死を起こし死亡率がかなり高く、これを何とか乗り越えてもその後の発癌・子どもに対する催奇形性があり、解毒薬はありません。
 治療法としては何はおいても肝臓の救済です。自力で食べられ肝細胞が再生するまで、長期間点滴や中心静脈栄養や胃カテーテルによる強制給餌で維持をするほかありません。自宅療養は難しいでしょう。
 ソテツの実の中にはサイカシンという配糖体が含まれこれ自体も猛毒なため肝臓がフルに解毒をしホルムアルデヒドがその代謝産物として血中に増加します。しかしこのホルムアルデヒドも強い肝毒性があり急速に肝細胞が破壊され黄疸を起こすわけです。
 食べたときには1分でも早く嘔吐させるか胃洗浄をする事が唯一の安全な治療法になります。
 どうか治癒する事をお祈り申し上げます。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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