タイニープードルに似合うスタイルは？ 魅力を引き出すおすすめカット4選

タイニープードルといえば、ふわふわ、もこもこの柔らかい毛が特徴です。
JKCではきれいな一色毛が理想とされていて、ブラック、ホワイト、ブルー、グレー、ブラウン、アプリコット、クリーム、シルバー、レッドなどのカラーバリエーションがあります。

毛質はカーリー（巻き毛）とコーテッド（縄状毛）の2種類がありますが、現在はほとんどがカーリーです。ボリュームがあるので意外かもしれませんが、抜け毛は少なく部屋に散らばったり抱っこしたときに服にくっついたりすることはあまりありません。

そのかわり、絡まりやすく毛玉になりやすいので毎日のブラッシングが必須。さらに、毛は伸び続けるので1～2カ月に1回はトリミングしなければなりません。トリミングは見た目を整えるだけでなく、タイニープードルの衛生やケガ防止のためにも重要です。

やはり、せっかくトリミングするなら、タイニープードルに似合うかわいいスタイルを楽しみたいですね。

プードルといえばパッと思いつくのが「コンチネンタルクリップ」です。
名前を知らなくても、顔や手足の毛を刈って頭から胸にかけての毛を残すスタイルは印象的で、覚えがある人も多いのではないでしょうか。

ショードッグとしての正式スタイルで、元は水辺の猟犬だったプードルが泳ぎやすいように編み出されたスタイルだそうです。頭や心臓、関節などを保護するため、その部分の毛が残してあります。

キープするのは大変そうですが、まさにプードル！といった風格があるカットです。小さなタイニープードルがコンチネンタルクリップにすれば、かわいらしい印象になりそうです。

ここ数年、「テディベアカット」は大人気のスタイル。タイニープードルのふわもこ感を活かして、全体的に丸みを残したスタイルです。
テディベアカットのタイニープードルはまさに熊のぬいぐるみのようにかわいいですね。

テディベアカットに似たカットスタイルもたくさんあります。
オスの飼い主に人気の「モヒカンカット」は頭頂部の毛を長めに残したもの。マズルが長めのタイニープードルにおすすめの「ピーナツカット」は口のまわりの毛を残して、ピーナツのからのように整えたカットです。
毛量の多いタイニープードルには、頭がまんまるになるようにカットしたアフロスタイルも似合いそうですね。

どれも口のまわりの毛を多く残すスタイルなので、食事のあとなどはこまめに拭いてください。

タイニープードルの魅力を存分に生かしつつ、個性的なカットを楽しみたい人は「アルパカカット」はいかがでしょうか。

手足の先や耳、顔を剃って、他の部分はふわふわに仕上げるスタイルです。ホワイトのタイニープードルがすると「どこからどう見てもアルパカ」といった仕上がりになりますが、どの毛色でもかわいく仕上がりますよ。
散歩に出たら、とても小さな「アルパカ」が歩く姿が注目の的になること間違いなしです。

アルパカカットのタイニープードルが手足全体を剃れば、「羊カット」になりますよ。
どちらもタイニープードルのふわふわ感を活かした、かわいく個性的なカットです

暑い夏は、犬にとってとても過ごしにくい季節。もちろんタイニープードルも暑さが苦手です。
すぐに毛が伸びるタイニープードルなら、思い切ったサマーカットも可能ですね。皮膚炎などのトラブルも避けられ、夏を快適に過ごせます。

ただし、あまりに短くすると直射日光の刺激を受けたり、虫に刺されたり、空調の効いた室内では寒く感じることもあります。
短くしすぎたの思ったら、伸びるまでは服を着せるなどの対策をとってください。

いかがでしたでしょうか。
タイニープードルはカットスタイルによってがらりと印象が変わり、さまざまなカットスタイルが楽しめるのはタイニープードルを飼う醍醐味です。

体が小ぶりなタイニープードルは、どんなスタイルでもどこかかわいらしさがあります。いろいろなカットスタイルに挑戦してタイニープードルとの暮らしをさらに充実させてくださいね。