【一人暮らしの方向け】ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方のポイント！

優しく穏やかな性格を持つノルウェージャンフォレストキャット。個体差はありますが、繊細で寂しがり屋な一面を見せることも。一人暮らしの場合、出張や旅行の際には、愛猫をペットホテルや信頼できる方に預けることになります。

人見知りをしない性格のノルウェージャンフォレストキャットであれば、環境の変化にも順応しやすく、ストレスを溜めにくい傾向があるのでおすすめです。

また、ノルウェージャンフォレストキャットを迎える際には事前に猫と会い、可能であれば声を掛けたり抱っこしたりして、相性を確かめるといいでしょう。

ノルウェージャンフォレストキャットは運動が大好き。特に上下運動を好みます。室内でも充分な運動ができるよう、部屋の一角にキャットタワーを設置して運動できるスペースを設けましょう。ある程度の広さが必要なため、狭い部屋でノルウェージャンフォレストキャットを飼うのは不向きかもしれません。

たくさん運動をすることが健康の維持につながるので、1日中ケージで過ごさせる飼い方はNG。もしケージを設置する場合は、寝床として使うのがおすすめです。

ノルウェージャンフォレストキャットを飼うなら、魅力のひとつでもある毛のお手入れは重要です。ノルウェージャンフォレストキャットの毛は、ふさふさとして量が多いのが特徴。様々な猫種の中でも抜け毛が多い方なので、定期的なブラッシングやシャンプーが欠かせません。

成猫に成長してからだと、ブラシやシャンプーになかなか慣れない場合があります。子猫の頃から少しずつ慣らすのがおすすめです。

また、抜け毛が多い猫種はグルーミング（毛づくろい）の際に飲み込んだ毛が体内に留まってしまう「毛球症」になりやすい傾向があります。毛球症予防のためにも、日頃から毛のお手入れは大切。一人暮らしでノルウェージャンフォレストキャットを飼いたい方は、毎日のブラッシングに時間を割けるかどうかも判断基準のひとつとしましょう。

一人暮らしの場合、日中は愛猫に留守番をさせていることが多いでしょう。ノルウェージャンフォレストキャットは、飼い主に忠実で甘えん坊な性格ですので、帰宅後は留守番ができたことを褒め、たくさんスキンシップをしてあげてください。

スキンシップが不足すると、ストレスをためてしまいます。抜け毛が増える、夜に鳴き続けるなど、いつもと行動が見られたら要注意。ノルウェージャンフォレストキャットと一緒に過ごす時間を増やして、気持ちを落ち着かせてあげましょう。

また、二重構造の被毛（ダブルコート）を持つノルウェージャンフォレストキャットは、寒さには強く暑さには弱い性質です。夏場に留守番をさせるときは、熱中症にかからないようエアコンで適温をキープするようにしましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットが成猫に成長した際の平均体重は、オスが4.5～8.0kg、メスが3.0～4.0kg程度。若干幅がありますね。メスは一般的な成猫のサイズとほぼ変わりありませんが、オスは猫の中でも大型です。大きな体は成熟しきるまで5年程かかると言われています。通院やお出かけ時に使うキャリーは、メスの場合は猫用でかまいませんが、オスは体が大きく力があるため、犬用など大き目のキャリーがおすすめです。

キャリーが苦手なノルウェージャンフォレストキャットには、普段から慣れさせておくことがポイントです。入口を開けた状態で部屋に置き、自由に出入りできるようにしておくと、キャリーへの抵抗感が薄れることが期待できます。寝床の代わりに使用するのもいいでしょう。

一人暮らしの方向けに、ノルウェージャンフォレストキャットの、飼い方のポイントをお伝えしました。

ノルウェージャンフォレストキャットは運動が大好きなので、キャットタワーや運動スペースを設けて、充分に体を動かせるようにしてください。そのため、部屋はある程度広い方がノルウェージャンフォレストキャットを飼育するには向いています。

また、定期的なブラッシングとシャンプーが、ノルウェージャンフォレストキャットの健康維持につながります。スキンシップもかねて、丁寧に毛のお手入れをしてあげましょう。