ノルウェージャンフォレストキャットの毛球症対策はブラッシングから。

猫は一般的にセルフグルーミングする(自分で毛づくろいする)生き物。それはノルウェージャンフォレストキャットも同じですが、注意したいのが「毛球症」という病気です。

猫はセルフグルーミング中に毛をたくさん飲み込んでいます。毛は胃の中で塊になりますが、定期的に吐き出したり、腸に流すことで体外に排出しています。ところが、うまく排出されないまま消化器官の中で溜まってしまうと、食欲不振・嘔吐・下痢などの弊害を引き起こしてしまうのです。これが「毛球症」です。ノルウェージャンフォレストキャットは長毛種なので、飲み込む毛量も自ずと多くなるもの。毛が多いと毛玉ができやすいので、注意する必要があるというわけです。

しかし、グルーミングは猫の習性なので止めさせるわけにはいきません。予防策は、飼い主さんが普段からブラッシングしてあげること。ブラッシングで抜け毛を取り除くことで、猫が飲み込む毛の量を減らすことができます。また、ブラッシングは皮膚の血行促進や飼い主さんと猫とのコミュニケーションにもなるので一石二長にも三長にもなるのです。

ブラッシングのコツと順番について

猫はとってもデリケート。ブラッシング次第では嫌いになってしまう可能性もあります。いきなりブラッシングすると猫は驚き、怖がるので、ストレスにならないよう、はじめは「背中だけ」「お腹だけ」など狭い範囲から始め、徐々に慣らしていきましょう。順応性の高い子猫の頃から慣れさせておくと理想的です。

日頃のブラッシングのポイントですが
・やさしく
・ゆっくり
・少しずつ
が鉄則。ノルウェージャンフォレストキャットは毛が長いので、引っ張ったりしないよう気をつけたいところです。

ブラッシング方法
1.まずは体をやさしくなでてリラックスさせます。猫がブラッシングに慣れないうちはこのステップが大事です。
2.ブラッシングのスタートは猫が嫌がりづらい場所である首まわりからがおすすめ。首から背中、背中から腰に向かってブラシを動かします。
3.次に、背中から脇腹、お腹を梳かします。毛玉ができやすいので念入りにお手入れしたいところですが、皮膚も柔らかくデリケートな場所なので丁寧に扱いましょう。毛を引っ張らないように手で皮膚を押さえながら少しずつ梳かすのがポイントです。
4.足としっぽ、顔まわりを毛の流れに沿ってやさしく梳かします。しっぽは敏感な場所なので、嫌がる時は無理強いせず、止めましょう。

毛質
ノルウェージャンフォレストキャットは、ダブルコートと呼ばれる二重毛の持ち主。やわらかな毛(アンダーコート)の上に、太くコシのある毛(オーバーコート)が生えています。オイリーな毛質なので、皮脂を清潔に保つためには定期的なシャンプーがおすすめです。

ブラッシングの頻度はどれくらいがいいの?

豊富な毛量ながらも、ノルウェージャンフォレストキャットは毛に弾力性があってお手入れしやすいと言われています。ブラッシングの頻度は毎日1回程度が目安。換毛期(3月と11月頃)は普段よりも抜け落ちる毛量が多くなるので、抜け毛が増えてきたら1日2回に増やしましょう。

完全室内飼いの猫には明確な換毛期がない?
完全室内飼いの場合は上記の換毛期が当てはまらないこともあります。基本的に猫は、季節に対応するため夏と冬前に毛が生え変わります。しかし、室内飼いにしていると寒暖差が少ないため季節感を感じとれず、年間通じて毛が生え変わっているとも言われています。

このように飼育環境によって換毛期のサイクルは個体差があるので、日頃から猫の状態をチェックし、抜け毛が増えてきたと感じたらブラッシングの回数を増やすなど工夫してみてくださいね。

ブラッシングのグッズは猫にやさしいものを

猫のブラッシング用グッズと言えば、ブラシやスリッカー、コームなどがありますが、「スリッカーを使うとアンダーコートが抜けすぎるからコームのみでじゅうぶん」という意見などもあり、何が合うかは飼い主さんや猫の好みによる部分も大きいものです。まずは、実際にご自身で試してみることをおすすめします。ただし、ブラシ、コームどちらとも毛先が丸く皮膚を傷つけないタイプのものを選びましょう。

また、ブラッシングスプレーもあると便利ですよ。梳かす時に静電気を防止するだけでなく、ブラシの通りを良くしたり、トリートメント成分が入っていれば毛艶を良くすることも。猫に直接スプレーするのではなく、猫の上の空間に向かってスプレーしましょう。刺激を最小限にとどめられるので猫にもやさしく、おすすめです。

まとめ

美しい毛並みを保つために欠かせないノルウェージャンフォレストキャットのブラッシング。毎日のお手入れは少し大変ですが、コミュニケーションのひとつとして楽しんで取り組みましょう。猫もブラッシングが好きになれば楽しい時間のひとつになります。ぜひ、やさしくお手入れしてあげてくださいね。