スコティッシュフォールドの運動量は少ない

スコティッシュフォールドは、比較的温厚でおとなしい性格です。運動が嫌いというわけではないものの、積極的に走り回ったりするようなことはありません。部屋の中の棚の上に飛び乗って、何かものを壊したりする心配もあまりないため、マンションなどの限られた空間でも飼いやすい猫と言えるでしょう。

その一方、好奇心旺盛な一面もあり、基本的に遊ぶことは大好きです。そのためスコティッシュフォールドの遊び方は、少ない運動量で楽しませることがポイントになります。

遊ぶなら、運動よりもコミュニケーション重視で

スコティッシュフォールドは飼い主さんとのスキンシップが大好きな猫です。おもちゃを買うなら、飼い主さんと一緒に遊べる「猫じゃらし」のようなおもちゃがおすすめですよ。時間のある時はたっぷり遊んであげてくださいね。もちろん、一匹でいる時にも楽しく遊べるようにボールのようなおもちゃがあっても良いでしょう。

また、猫用の運動グッズといえば、定番は上下運動できるキャットタワーですが、スコティッシュフォールドの場合は必須ではありません。個体差はあるものの、上下運動が好きではない猫も多い傾向にあります。キャットタワーを購入する場合、高さを重視するよりも、爪とぎや寝場所として使えるなど機能的なタイプを検討してみるのもおすすめです。

1日10分を目安に遊びましょう

スコティッシュフォールドと一緒に遊ぶ場合は、1日10分を目安にしてください。ここでのポイントは、遊び終わった後の猫の状態を確認することです。息切れするなど辛そうな状態であれば、遊ぶ時間が長すぎたと判断しましょう。

スコティッシュフォールドは、人間のように「これ以上遊ぶと疲れるからこのあたりで止めておこう」という判断はできません。特に飼い主さんと遊ぶ場合、嬉しさから自分の限界を超えて遊んでしまうこともあるので、区切りをつけて止める必要があります。必要以上の運動は体力消耗にもつながることをお忘れなく。

運動より食事。スコティッシュフォールドのダイエット

このようにスコティッシュフォールドは運動量が少なく体力を消耗しやすいため、運動量を増やすダイエット法はなかなかうまくいきません。低カロリーで栄養価の高い食事に切り替えるなど食事でコントロールしましょう。

フローリングに注意! 遊び場所を工夫しよう

スコティッシュフォールドは遺伝的に軟骨や股関節に形成異常が出やすい猫種です。愛らしい折れ耳も、実は遺伝性の骨の形成異常によるものなのです。また、耳以外でも形成異常を起こしやすく、特に発症しやすいのが足だと言われています。そのため、遊ぶ際はできるだけ足に負担をかけない環境をつくることがポイントになります。

たとえば
・フローリングなどすべりやすい床の上にはマットやゴムパッドを敷いて猫用の遊び場所を作る
・猫が飛び降りたくなるような場所には階段を設置する
・キャットタワーを買う場合は高さが低いものを選ぶ
・足に負担がかからないベッドやクッションの上で遊ばせる
などがおすすめです。

ただし、足への負担を気にするあまり身体を動かさなくなると、今度は肥満になり、別の意味で足に負担がかかる結果にもなりかねません。あらかじめ負担のかからない環境をつくって、気兼ねなく遊ばせてあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?スコティッシュフォールドの理想の遊び方は「足に負担のかからない場所で、1日10分、飼い主さんが一緒に遊んであげる」こと。ぜひこのポイントをおさえて楽しいペットライフを楽しんでくださいね。
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