吠える・鳴く原因を知ろう

犬が吠えるのは理由があります。どんな時に吠えるのかチェックしてみてください。原因を特定することが大切です。

・怖い
・縄張りを冒す侵入者を追い払うため
・身を守ろうとする攻撃や威嚇
・要求を押し通すため
・喜び興奮して吠える

吠える理由にはこの5つのパターンがあります。「社会化」「吠えた時に不快な経験をさせる」「感情コントロール」こうした対策を取るようにします。

まず愛犬の吠えるパターンをよく理解し、吠えたその場で対策をとるようにしましょう。

社会化訓練を繰り返す

室内飼いをしていると、生活環境が限られてきますよね。犬も外に出て経験を積まなければ「未知の物に対する恐怖」が増えてしまいます。

トイプードルの中には警戒心が強く、あまり社交的でない性格の犬も居ます。そうした犬の場合は特に社会化訓練が重要になります。

・子犬の頃からたくさんの人に合わせる
老若男女問わず、いろいろな人に合わせて「大丈夫だよ」と教えてあげましょう。次の行動予測がつかない子どもを苦手に感じる犬も多くいます。最初は飼い主、家族、近所の人など身近なところから始め、子供に慣らすのは後にするといいですよ。

・インターフォンや雷、花火の音に慣らす
録音したインターフォンや電話の音を小さなボリュームで日常的に聞かせ、少しずつボリュームをあげて「聞き慣れた音」にしていきましょう。ラジオでいろいろな音を聞かせるのも効果的です。

音が鳴った時に飼い主が特別な反応を示さない、というのも重要です。無視し続けて「なんでもないこと」という姿勢を見せるようにしましょう。

社会化訓練を積むことで、知らないものが減り、恐怖や不安を感じることが少なくなります。また、知らない人に対して吠える回数も減らせます。人の社会で生活する上で社会化訓練は欠かせないものですね。

吠えた時に不快な経験をさせる

要求のために吠える場合は「吠えてもいいことがない」という経験を積ませます。トイプードルは学習能力が高いので、比較的少ない回数で覚えてくれますよ。

・吠えたら無視
・吠えた時に大きな音で驚かせる(犬から少し離れた場所で物を落として音を出す)
・吠えたら遊びがストップする
・吠えても要求に応えない

こうしたことを繰り返して「吠えたらマイナスに感じることがおこる」と覚えさせましょう。

ただ「飼い主が犬に直接、罰を与える」というのはNGです。飼い主が敵になってしまうと犬は飼い主をテリトリーから追い出すために攻撃するようになります。

・吠えたから叩く
・吠えたから怒鳴る

こうした直接的な罰は絶対に避けるようにしましょう。犬は褒めてしつけるのが基本です。吠えることに対する罰は「無視」で充分です。

遊んでいて興奮しすぎる場合は「止め!」というかけ声で遊びを終わりにできるよう訓練しましょう。おすすめなのは「ロープで引っ張り合う遊び」です。

「オモチャを引っ張り合う」→「オモチャを隠す」この繰り返しと同時に「スタート(Go)」「止め(Stop)」という声がけをします。

こうすることで開始・終了を覚えさせることができます。感情コントロールも自然にできるようになって興奮し過ぎることを止めることができますよ。

まとめ

犬が吠えるのには理由があります。多くの場合が社会化訓練不足で、未知のものに対する恐怖や攻撃性だったり、テリトリーを守ろうとする犬特有の性格からくるものです。子犬の頃から社会化訓練を繰り返すことで治せますのでトレーニングを欠かさないようにしましょう。
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 執筆者プロフィール
ドッグシッター/小動物看護士です。二人の娘に振り回されながら、記事を書いています。ミシンで子供達の服や布雑貨を作るのが趣味。ダルメシアンを多頭飼いするのが夢です。

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