犬はどんな性格の動物? 

2匹の犬
犬の祖先とされるオオカミは、群れをなして生活していた動物です。現代の犬にもその性質は受け継がれており、多くの犬は人間やほかの犬との集団生活を好む傾向にあります。
日本犬や番犬向きの犬種など、飼い主以外に懐かないものもいますが、基本的にはとても人懐っこく、誰にでもフレンドリーな性格の動物です。

また、知能や学習能力が高く、人の言うことをよく聞くのも犬の特徴です。持ち前の能力を生かして、介助犬や救助犬、警察犬として活躍して犬はどんな性格の動物?いる犬もいます。現在は家庭犬として飼われている犬種でも、猟犬をルーツに持つものは多いです。
このことから、犬は自分のリーダーである飼い主には特に忠実であることも伺えます。

子どもやお年寄りにも優しく接するフレンドリーさだけでなく、賢く、飼い主や家族への忠誠心の高さも忘れないところが、犬の魅力なのです。

猫はどんな性格の動物?

2匹の猫
一方の猫は、犬と違い基本的に単独行動する動物です。オスもメスも自分の生活圏である縄張りを持ち、その中で暮らしています。地域猫などが群れをつくることもありますが、実際の行動は単独の場合が多いようです。
ちなみにイエネコの祖先とされる野生のヤマネコは、単独で狩りをしながら生活していました。現代の猫にも、その名残があるのかもしれませんね。

このような習性も影響してか、見知らぬ人に対しては警戒心が強く、神経質さを見せることがあります。また一緒に暮らしている飼い主に対しても素っ気ない態度を取ることも少なくありません。
しかし自由気ままでマイペースな猫も、ときどき飼い主に甘えてくることも。いつものクールな姿は何処へやら……。突如として無防備に甘えてくる「ツンデレ」なところは、猫ならではの魅力と言えるでしょう。

猫っぽい性格の犬種3選

甲乙つけがたい犬と猫の魅力。ここでは、「犬だけど猫っぽい性格がいい!」という方に向けて、猫っぽい性格の犬3種をご紹介します。

柴犬

柴犬
日本犬の代表ともされる柴犬。体高は40cm前後、体重9kg前後と、サイズでは中型に分類されます。家庭犬ではなく、猟犬として古くから日本で大切にされてきました。洋犬とは違う特徴を持った見た目や、飼い主に忠実な性格から、近年海外での評価も高まってきている犬種です。

日本犬の中でも体が小さく、愛らしい姿をしている反面、猟犬らしい勇敢さや辛抱強さを持った性格をしています。
飼い主には非常に忠実で服従心が強いですが、自立心が強く、誰にでもベタベタするような性格ではありません。いつもはクールでちょっぴりドライ、ときどき飼い主に対して甘えてみせるところが、「猫っぽい」とされる所以でしょう。
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ペキニーズ

ペキニーズ
チベット原産の犬を祖先に持つペキニーズは、中国生まれの小型犬です。体高は20cm前後、体重5kg前後と小柄で、サラサラの長い被毛と飛び出たように大きな目、潰れた低い鼻がチャームポイントです。

もともとは歴代の皇帝や寺院の愛玩犬として飼われていた犬ですが、独立心が強く、勇敢な性格です。見知らぬ人に懐いてみせることもほとんどなく、抱かれるのを苦手とする個体もいるようです。家族以外の人には懐かず、多頭飼いにもあまり向いていません。
小さな小型犬なのに、猫のようにマイペースで自由にふるまうペキニーズは、「猫のような犬」の筆頭とも言えますね。
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サルーキ

サルーキ
現存する犬種の中で最も古い歴史を持つとされるサルーキは、中東の王家の犬として飼われていました。体高は58~71cm、体重20~25kgほどで大型犬に分類されますが、体高のわりに軽くスリムな体形が特徴的です。一切無駄のないスタイルやクールな見た目は、高貴なファラオの犬そのままのイメージですね。

性格は冷静沈着で、人にベタベタ甘えるような姿はあまり見せません。自分の意志で行動する様子は高貴なイメージそのまま。人とも適度な距離を取って付き合うことから、「大きな猫のよう」と形容されることも。その一方で、サルーキは非常に運動能力に優れており、野外を走り回るのが好きという活発な一面もあります。
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犬っぽい性格の猫種3選

マイペースなツンデレのイメージが強い猫ですが、なかには“犬顔負け”の甘えん坊な猫種も存在しています。「猫だけど犬っぽい性格がいい!」という方は、ここで紹介する3種をチェックしてみてくださいね。

メインクーン

メインクーン
北アメリカの厳しい地帯を生き抜いてきたメインクーンは、猫の中でも体が大きく、豊かな長毛を備えている猫種です。体重は成猫時でオスが6~9kg、メスが3~6kgほど。がっちりとした安定感のある体格と、長いしっぽが特徴的です。

性格は明るく友好的で、穏やかな個体が多い傾向です。特筆すべきはその知性の高さで、犬のようにボール遊びができるほど。大好きな飼い主さんの言うこともよく聞いてくれます。
大きな体ができあがるまでは4年ほどかかり、運動量も相当なものです。「猫とも犬のように一緒に遊びたい」と考える人にとっては、最適なパートナーとなってくれるでしょう。
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シャルトリュー

シャルトリュー
ブルーグレーの豊かな毛並みと、ゴールドやオレンジ、カッパーに輝く瞳がチャームポイントのシャルトリュー。名前の由来はイタリアとの国境にあるフランスの街の名前です。フランス大統領にも愛されたシャルトリューは、「フランスの宝」とも称されています。体重4.5~6kg程度のセミコビータイプの体格をしています。

少し微笑んだような表情が特徴の猫種ですが、性格もおとなしく聡明です。メインクーンと同様に飼い主の言うことをよく聞くため、「犬のような猫」と呼ばれることも多いです。穏やかで鳴き声も小さく、集合住宅向きの猫と言えるでしょう。
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ラグドール

ラグドール
英語で“ぬいぐるみ”の意味を持つ言葉が由来のラグドール。ペルシャとアメリカ・カルフォルニアの土着猫をもとに作出された長毛種です。オスで6.5~9kg程度、メスで4.5~7kgと大型で、ロング&サブスタンシャルタイプに分類されています。

ふわふわと柔らかい被毛がぬいぐるみのように愛らしいラグドールですが、性格も非常におとなしく、じっと抱かれるのを好みます。猫らしくマイペースに過ごすよりも、人のそばにいることの方が多いほどの人懐っこさがあります。子どもの相手も苦にしないため、ファミリー層にもおすすめです。
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まとめ

仲のいい犬と猫
以上、犬っぽい猫や猫っぽい犬を探している方に向けて、代表的な犬種や猫種をご紹介しました。有名どころの柴犬が、猫のような性格であるということを意外に思う人は多いかもしれませんね。
犬や猫は種類により性格の傾向はあるといえ、実際のところは個体差も大きいです。成長するにつれてまた違った一面が見えてくるのも、犬や猫と暮らす醍醐味でもあります。
ぜひこの記事の内容も参考にしつつ、最高のパートナーを探してみてくださいね。
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。