チワワは長生き? 寿命はどれくらい?

アニコムが発表した「家庭どうぶつ白書2021」によれば、犬の平均寿命は14.1歳です。チワワなどの超小型犬に限れば14.4歳と平均よりも長くなっています。

一般的に犬は7歳を超えると老犬と言われますが、人で言えば小型犬の7歳は40歳半ば、中型犬の7歳は40歳後半、大型犬の7歳は50代前半くらいです。

小型犬の10歳は人間でいうと50代半ばですが、大型犬の10歳は70代半ばと言われています。人でいうと20歳も差があるんですね。

こうした差は、小型犬は大型犬に比べて内臓や骨にかかる負担が軽く、年の取り方(内臓などの老化速度)が遅いことによると考えられています。

平成21年6月1日から「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」が施行され、ペットの食の安全が守られるようになりました。フードの質も向上しています。

医療技術も進歩し、ペットも人と同じような高度な医療を受けられるようになっています。ペットの健康に関する飼い主の関心も高く、こうした背景も長寿の理由ではないでしょうか。

長生きしてもらうための3つの秘訣

愛犬とはできるだけ長く一緒に過ごしたいですよね。天寿を全うしてもらうために、飼い主ができる毎日のケアを3つ紹介しましょう。

・毎日の散歩
チワワは少ない運動量で問題ありませんが、ストレスを溜めやすい傾向にあります。できるだけ外へ連れ出して自由に走る時間を作ってあげましょう。
他の犬と一緒に遊ぶ時間なども設けて、ストレスを溜めない生活を送らせてあげてください。

・デンタルケア
2歳の成犬の8割以上が歯肉炎や歯周病を患っている、もしくは予備軍になっていると言われています。歯や歯肉にトラブルがあると、食事がとれず体力が低下したり、歯肉から細菌やウイルスが侵入して感染症にかかったりする確率が高くなります。
犬も歯磨きが必要ですが、どうしても嫌がる場合はデンタルケア用のガムやおもちゃを使ってみましょう。

・食の管理
ドライタイプのドッグフードはもちろん、レトルトや缶詰タイプ、おやつ、手作りごはんなど、たくさんの種類のドッグフードが販売されていますね。
運動量が少ないチワワにとって、食べ過ぎは即肥満につながります。肥満は糖尿病、心臓病、腎臓病、肝臓病、ヘルニア、内分泌系異常など数多くの病気の原因になるため、カロリー管理は必須です。

知っておきたい老犬の世話

犬の寿命が長くなるにつれて、犬も介護や長期間の病気の治療などが必要になってきています。

子犬のチワワは愛らしさが際立って想像しにくいかもしれませんが、チワワも10歳を超えると体力の低下や、心臓病、関節炎、皮膚炎、眼病などの病気にかかる確率が高くなってきます。

足腰が弱って歩くことが困難になったり、排尿・排便コントロールができなくなったり、認知症を患って日夜問わず吠えたり徘徊するようなこともあります。

老犬のケアは数年間続くことも、チワワを飼う前に知っておきたいです。

まとめ

小型犬チワワは他の犬種よりも寿命が長い傾向にあります。運動・デンタルケア・食の管理を徹底することで、さらに長寿の手助けをすることができます。ただ、長寿ということは老犬の時期が長いということ。介護が必要なケースもあるということを考えてから、チワワを家族に迎えましょう。
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 執筆者プロフィール
ドッグシッター/小動物看護士です。二人の娘に振り回されながら、記事を書いています。ミシンで子供達の服や布雑貨を作るのが趣味。ダルメシアンを多頭飼いするのが夢です。

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