子犬がご飯を食べない原因は? 病気の可能性は?

新しい環境に馴染めず緊張している
ドッグフードが気に入らない
ドッグフードが食べづらい
ご飯を入れている器が怖い
たとえば、ステンレス製の器で、食べ進めるうちに自分の顔が映り、それがほかの犬や動物だと勘違いして怖いなど。もしくは、陶器製の器に舌が触れるたびに味わう、冷たい感触が好きではないからご飯に口をつけないのかもしれません。
人の手やスプーンから食べたい
ちなみに、人の手から直接子犬がご飯を食べるのは、社会化やトレーニングの一環として悪いことではありません。
食べる場所が落ち着かない
犬は清潔な場所で眠ったり食べたりすることを望む動物なので、トイレのそばで食べるのを望まない犬も少なくありません。
疲れすぎた
食べ物が出しっぱなしになっている
先天的な病気がある
感染症にかかっている
熱中症にかかっている

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誤飲をしてしまった

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子犬がご飯を食べないとき、放っておいても大丈夫?

低血糖症が重症化すると、けいれんなどが起こり、最終的には子犬の命にも危険がおよびます。
子犬のうちは消化器官が未発達だという理由もありますが、子犬に1日3~4回に分けてご飯を与えるのは、低血糖を防ぐためにも重要なのです。
また、食べ物を口にせず胃が空っぽの状態が続くと、胃酸を吐きやすくなります。
吐く行為が、さらに子犬の体力を消耗させて元気を奪うという悪循環にもつながりかねません。何度も吐くうちに、逆流する胃酸が食道などを傷める可能性もあるので要注意。
ご飯をあまり食べずに摂取カロリーが少ない状態が数週間~数カ月続くと、子犬の発育にも悪影響をおよぼし始めるでしょう。
なるべく吐かせないためにも、低血糖に陥らせないためにも、健全な発育を促すためにも、飼い主さんは子犬に食べさせる工夫をしてあげたいものです。
子犬がご飯を食べないときの対処法は?

子犬が緊張している場合
子犬には毎日、しっかりと休息を取らせることも大切です。
食いつきの良いフードをチョイスする
栄養バランスと摂取カロリーが適正になるならば、もちろん、トッピングや手作り食を与えてもOK。
ただし、おやつや人間の食べ物ならば食べるからと、それらを与えるのはNGです。健康を害さないように、総合栄養食をまずはきちんと食べさせなければなりません。
ドライフードをふやかしたり水に浸したりして与える
本来は乳歯がある程度生え揃ったらふやかさないでかまいませんが、別に固いまま食べられるようにするのを急ぐ必要はありません。
食器や食べる場所などを変えてみる
食器への違和感があるようであれば、プラスチック製の食器にしてみるなど、いくつかの食器で試してみるのがひとつの方法です。まずは一度、家庭にある人間用の食器などで試してみてください。
おやつを与えすぎない
トレーニングに使用するごほうびも、ここぞというトレーニング以外ではドライフードを活用するなどして、なるべくおやつを与えすぎないように。
ご飯は10分したら片付ける
短時間でご飯が取り上げられるようになると、子犬は「出てきたときに食べなくては」という危機感を抱くようになり、野生の犬の本能同様に、ガツガツと短時間でしっかり食べるようになるでしょう。
まとめ

対処法をすべて実践しても、子犬が食べない場合は、先天性の異常や病気や誤飲が原因かもしれません。あまり何日間も様子を見ず、獣医さんに相談して早めに原因の究明を。

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ペットとその家族のサポートをしたい、相談に的確に応えたい、という想いから、トリマーとして働きながら、獣医師、ドッグトレーナーになりました。
現在は東京でペットのためのトータルケアサロンを経営。
毎日足を運べる動物病院をコンセプトに、病気の予防、未病ケアに力を入れ、気になったときにはすぐに相談できるコミュニティースペースを目指し、家族、獣医師、プロ(トリマー、動物看護士、トレーナー)の三位一体のペットの健康管理、0.5次医療の提案をしています。
プライベートでは一児の母。愛犬はシーズー。
家族がいない犬の一時預かり、春から秋にかけて離乳前の子猫を育てるミルクボランティアをやっています。
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