コツ1 フラッシュは使わない

スマートフォンに搭載されたLEDフラッシュは、白っぽく明るすぎるという難点があります。また、犬や猫の目は暗闇でも見えやすい構造で、強い光が苦手。フラッシュを使って撮影すると、目が緑や赤に光って写ってしまう可能性が高く、犬や猫の目にも悪影響です。フラッシュの設定はOFFにしましょう。
どうしても使いたいときは、フラッシュの部分にティッシュなどをかぶせて撮影するといいですよ。

コツ2 レンズをきれいにしておく

なんだか撮った写真がぼんやりしている、なんてことはありませんか? スマートフォンはバッグやポケットなどに無造作に入れられることが多く、意外と汚れています。レンズが汚れていると霧がかかったようにモヤっとした写真になってしまいます。
レンズはメガネ拭きなどを利用してこまめに拭いてください。傷がつくことがあるので、ティッシュで拭くのはやめましょう。

コツ3 明るさを調整する

犬や猫にカメラを向けてみたら、「なんだか暗い or 明るすぎる」などということがありますよね。画面が暗いと感じたときは、暗い場所をタップしてください。明るいときは、白っぽいところをタップします。スマホのカメラが自動的に明るさを調整してくれますよ。

コツ4 ズーム機能に頼らない

ペットがちょっと遠くにいるとき、ズームして撮影する人が多いのではないでしょうか。搭載されているレンズの関係で、スマホの「ズーム」は拡大でしかないことが多いです。画質が荒くなるため、極力ズーム機能は使わず、自らペットに近寄ってください。
どうしても近寄れない場合はズームせずに撮影し、あとで編集して拡大&トリミングすることをおすすめします。

コツ5 目線を合わせる

特に犬の飼い主さんで多いのが、いつも同じ角度の写真。いつもまっすぐ仁王立ちで写真を撮っていませんか?
こちらを見上げる姿もかわいいですが、 しゃがんだり寝転がったりして、犬や猫の目線から撮影してみてください。ふだんと違う表情が見れるかもしれませんよ。

コツ6 ペットの全身にこだわらない

毎回画面のなかに愛犬をきっちり収めようとしていませんか? たまには顔だけ、しっぽだけ、足先だけなど、飼い主ならではの「イチ押しポイント」をアップにしてみましょう。きっと新鮮ですよ。

コツ7 構図を意識しよう

日本人の写真は被写体を真ん中にする、「日の丸構図」が多いそうです。DNAに刻まれているのでしょうか……。
基本の撮影構図ですが、毎回だと新鮮味がなくなります。とはいえ、構図と言われても急に意識するのは難しい。その場合、「グリッド線」を意識しましょう。グリッド線はカメラの画面上に表示される格子線で、画面を9つに分割しています。表示されていなければ、スマートフォンの「設定」の、カメラのページで表示させましょう。

おすすめ構図① 三分割法

画面を縦横1/3に分割し、分割した線の交わる位置に被写体を置くというものです。グリッド線を意識すると意外と簡単ですよ。

おすすめ構図② 対角線法

画面に垂直・水平に置きがちな被写体を斜めに配置する構図です。多頭飼いの場合や小物などと一緒に撮るときなども、横に並べるより対角線上のほうがすっきりオシャレに見えます。

コツ8 いざとなったら編集!

スマートフォンには写真の編集機能があります。撮った写真がイマイチなときは、編集でカバーしましょう。余計なものが写り込んでいたり、対象が小さすぎたりする場合はトリミングするといいですね。そのとき、構図を意識して編集するとさらによくなりますよ。
画面が暗いときは明るくできますし、「どうにもならない!」と思ったらセピアやモノクロに加工するという手もあります。加工するアプリもたくさんあるので、慣れたら利用してみるのも楽しいですね。

コツ9 愛犬・愛猫の注意を向けさせる

名前を呼んでも、犬や猫がまったくこちらを向いてくれないことがありますよね。そんなときは奥の手として、おもちゃやおやつをレンズに近づけましょう。レンズに注目してくれるはずです。
ちなみに、海外ではこんな商品のクラウドファンディングが行われています。

コツ10 とにかく連写すべし!

奇跡の1枚を狙って撮るより、奇跡の1枚を選び出しましょう。連写でたくさん撮影すれば、犬や猫が多少動いても、かわいい表情が切り取れている可能性が上がります。ボケたりブレたりした写真は削除してしまえばいいので、とにかくたくさん撮ってみましょう。アイドルやモデルなど、奇跡のような「自撮り」を公開している人たちも、連写したなかから選ぶことが多いそうですよ。

まとめ

愛犬や愛猫を撮影するとき、今すぐ実行できるコツをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
愛犬や愛猫の魅力を伝えられるのは、一緒に暮らす飼い主さんだけ。ちょっとした工夫で、かわいい愛犬や愛猫を魅力的に写しましょう!


撮った写真は飼い主同士で自慢してみませんか?
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『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。